Power Automate Desktopで、作成したフローの一部を再利用や、他者と共有したいとき、フローをコピー、貼り付けが利用できます。
なお、確認のツールは「Power Automate Desktop」(version 2.46)です。
内容:
実施方法
1.貼り付け対象のフローを開く
作成したフローを再利用したい貼り付け対象となるフローを開きます(新規作成含む)。以下は、新規作成の画面です。
2.コピー元のアクションを選択、コピー
コピー元のフローを開き、コピーしたいアクションを選択(複数選択可)、コピーをします。
3.貼り付け対象のフローに貼り付け
上記2でコピーしたフローを上記1のフローに貼り付けます。
下記は画面中央の欄に貼り付けをする事例です。
上記の結果、アクションが貼り付けされます。
補足説明
貼り付けのアクションをテキストファイルで保存、共有
アクションは次のとおり、テキストファイルで保存、共有が可能です。
今回の事例(上記の手順2のフロー)のテキスト情報は次のとおりです。この情報を貼り付けすることでアクションの再利用が可能です。
※ Power Fxは無効のフローです。
Excel.LaunchExcel.LaunchAndOpenUnderExistingProcess Path: $'''E:\\登録データ.xlsx''' Visible: True ReadOnly: False Instance=> ExcelInstance
Excel.ReadFromExcel.ReadCells Instance: ExcelInstance StartColumn: 1 StartRow: 1 EndColumn: 3 EndRow: 2 ReadAsText: False FirstLineIsHeader: True RangeValue=> ExcelData
Excel.CloseExcel.Close Instance: ExcelInstance
サブフローを利用する場合、別途一つずつコピーが必要
Mainのフロー以外にサブフローを利用する場合、サブフローの一つずつでコピー、貼り付けが必要です。
サブフローの内容や利用状況によりますが、汎用性のあるフローの場合は、別のデスクトップフローとして呼び出す方法が効率的です。
入出力変数はコピーできない
フロー変数はアクションのコピーとあわせて、コピー、貼り付けされます。
しかし、入出力変数はコピー、貼り付けができません。入出力変数を利用したフローでは、別途手作業での設定が必要です。
以上、Power Automate Desktopで、デスクトップフローのコピー、貼り付けの方法でした。