Power Automate Desktopで、Webページの必要なHTML要素が読み込まれる前に処理が実行されると、エラーが発生したり、期待した動作にならないことがあります。
このような場合、以下の対応方法を検討します。
- 待機アクション「Wait」の追加
指定した秒数だけフローの実行を中断する。 - Webフォーム入力などの場合、各アクションの詳細設定で「ページが読み込まれるまで待機します」を有効化
デフォルトは有効化のようだが確認する。
これにより、自動化対象が処理できる状態になってから実行することができ、エラー等の発生を防ぐことが可能です。
内容:
なお、動作確認で使用のツールはPower Automate Desktop(バージョン 2.42.317.24061)です。
1.待機アクション「Wait」の追加
平常時、数秒の待機時間で自動化対象が処理できる状態になるのであれば、「Wait」アクションを追加する。なお、Webフォーム入力などの場合は次項の「ページが読み込まれるまで待機」の有効化で対応できないかを検討する。
「Wait」アクションは、Power Automate Desktopの編集画面の左側にあるアクションメニュー「フローコントロール」の中にある。
「Wait」アクションを追加し、設定画面で待機時間を指定する。単位は秒数で小数点ありも可能。
2.Webフォーム入力などの場合はページが読み込まれるまで待機の有効化
Webフォーム入力などの場合、アクションの詳細設定で「ページが読み込まれるまで待機します」のオプションを有効化する。
なお、デフォルトでは"有効"のようだが、エラーが発生する場合などは確認する。
以下は「Webページのボタンを押します」アクションの詳細設定イメージです。
Power Automate Desktopで、指定した秒数だけフローの実行を中断(待機)する方法でした。