shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

2024-01-01から1年間の記事一覧

【Excel】作成したLAMBDA関数をブック内で再利用する方法

Microsoft365などのExcelで利用できるLAMBDA関数は、VBAを利用せずにExcelで独自の関数を作成できる関数です。複雑な計算や繰り返し処理を一度だけ定義すれば、ブック内で再利用することも可能で、数式のメンテナンス性も向上します。 LAMBDA関数をブック内…

【Excel】REDUCE関数とLAMBDA関数の活用例(繰り返しで長い数式の簡素化)

Microsoft365のExcelには、繰り返しで長い数式の簡素化に活用できるREDUCE関数があります。 例えば、複数の置換対象の文字列がある場合に「SUBSTITUTE関数」を入れ子で繰り返すような数式を簡素化できる関数です。しかしながら、活用には慣れが必要な関数と…

【Excel】名簿の表記揺れを修正する方法(会社名の㈱と(株)など混在)

Excelの名簿管理で、会社名に「㈱」や「(株)」が混在するリストを「株式会社」の表記に統一したいなど、表記揺れを修正する事例です。 新しい関数であるREGEXREPLACE関数を使用した方法です。 この方法は、複数の置換対象の文字列がある場合に「SUBSTITUTE…

【Power Query】手書き文字(数字)をテキストデータに変換結果

Power Queryには画像からデータ取得する機能があります。詳しくは、【Power Query】画像からテキストデータを抽出する事例 - shikumika’s diary のとおりですが、プリンタから印刷された文字の変換には便利でした。 今回は、手書き文字(数字)をテキストデ…

【Excel】数字と文字列が混在するデータから数字以外を消す方法

Excelの数式を利用して、電話番号リストからハイフン等の数字以外を削除したいなど、数字と文字列が混在するデータから数字以外を削除したいときはREGEXREPLACE関数が便利です。REGEXREPLACE関数は新しい関数で、指定された正規表現に基づいて、文字列内の特…

【Excel】セルの内容を非表示にするユーザー定義の書式設定例

Excelでセルの値を残したまま、画面や印刷物では空欄(非表示)にしたい場合があります。このような場合、セルの書式設定の表示形式で、ユーザー定義に「;;;」(3 つのセミコロン)を設定すると、セルの内容を非表示にすることができます。 なお、利用時の注…

【Excel】NUMBERVALUE 関数でテキスト形式の数字を数値に変換例

Excelの「NUMBERVALUE 関数」はテキスト形式の数字を数値に変換できる関数です。「VALUE関数」や新しい「REGEXREPLACE関数」での変換の違いについて確認しました。OCRなどの利用時に認識した余分なスペース削除にも使用できます。 内容: NUMBERVALUE 関数に…

【Power Query】画像からテキストデータを抽出する事例

Power Queryには画像からデータ取得する機能があり、「ファイルからの画像」と「クリップボードからの画像」の2種類があります。紙印刷された表を入手、パソコンに入力するような業務で活用すると便利な機能です。 内容: アウトプットイメージ 実施手順 (…

WordやExcelでリンク先に移動後、リンク元に戻る方法

Microsoft Wordの目次や相互参照、Excel文書間のハイパーリンクなどでリンク先に移動した後、リンク元に戻りたい時は「ALT+←」が便利です。 移動後にページをスクロールしたりせず、戻ることができます。 リンク先に移動し、文章を編集して「ALT+←」でリン…

【Power Query】ファイル名の文字列を検索してリストを集約する事例

Power Queryで複数のファイルを集約するとき、ファイル名の文字列を検索してリストを集約する事例です。Text.Contains関数を活用し、Excelファイルの指定列の値がファイル名に含まれている行だけを抽出します。 内容: アウトプットイメージ 設定事例 (1)…

【Power Query】Excelの名前の定義に#REF!がある時にエラー発生と対応事例

Power Queryで、Excelファイルを読み込み処理をするケースで、Excelの名前の定義に#REF!があるとエラー発生することがあったので備忘録です。 名前の定義に#REF!があれば必ずエラー発生ではありません。 エラーの内容 Excelファイルを読み込み処理をしようと…

【kintone】リレーショナルデータベースとは別物と考える

kintoneは業務アプリケーションを簡単に作成できるクラウドサービスです。そのため、Microsoft Accessで実施していた業務をkintoneで実施したい場面もあります。しかし、kintoneはリレーショナルデータベース(RDB)とは別物なので、できることを割り切った…

【JavaScript】ブラウザを使用したデバッグ方法

JavaScriptのデバッグには、代表的なツールとしてブラウザの「開発者ツール」があります。Microsoft Edgeを事例にできることの備忘録です。 内容: 開発者ツールの起動 実施できること 参考: kintoneカスタマイズでのデバッグ方法 開発者ツールの起動 Micro…

【JavaScript】Windowsの「メモ帳」を使用して「UTF-8(BOMなし)」で保存する事例

JavaScriptファイルを作成するとき、Windowsの標準ツール「メモ帳」で「UTF-8(BOMなし)」で保存する事例です。一般的にはJavaScriptファイルはBOM(Byte Order Mark)なしで保存することが推奨されています。 内容: 手順 メモ帳を起動 コードの記述 名前…

デジタルツール用語の認知度調査、「メンション」は約2割

デジタルツールの一部で利用される用語の認知度について、インターネット調査で102名にアンケートを実施してみました。 メンション、スレッド、レコード、フィールド、クエリ、リレーションについて「おおよその意味が分かるもの」の調査です。 デジタルツー…

【kintone】簡単な自動採番の事例(JavaScriptサンプル)

kintoneのレコード番号は、 自動的に付与される番号で変更できない。 レコード番号をkintoneの計算式で使用することができない。 レコードを削除して欠番となると、再設定できない。 という仕様です。そのため、アプリ作成時に「ルックアップ機能でレコード…

【Word】行間・フォントなどの書式が いつもと異なる際の原因と解決方法

Microsoft Wordのファイルで、いつもより行間が空いていたり、フォントが異なっていたりするなど、書式が違うことで修正が手間になることがあります。 例えば、他者から受け取ったWordファイルを利用する際にも発生します。都度手作業で書式を修正し、編集を…

【Word】差し込み印刷にPowerQueryの結果を利用

Microsoft Wordの差し込み印刷はExcelのリストを指定できるため、PowerQueryで抽出したデータも利用可能です。 Webページの仕様によりますが、PowerQueryを使えばWebページからデータをExcelに読み込むことができます。 従って、PowerQueryを起動しての更新…

【Word】箇条書きで余分なスペースができる理由と対策

Microsoft Wordで箇条書きを使用すると、次のように段落番号や行頭文字と本文の間に余分なスペースができることがあります。このスペースができる理由と対策の考え方です。 箇条書きで余分なスペースができている事例 内容: 余分なスペースができる主な理由…

【Word】自動書式設定を解除して「わかりやすい文書作成ツール」に変更

Microsoft Wordは文書作成に便利なツールですが、入力時に自動で書式設定されて意図しない箇条書きになったり、文章の位置やフォントが意図せず変更になったりして、戸惑うことがあります。 これらの問題は、Wordの自動書式設定(オートフォーマットなど)が…

【Word】ハイパーリンクの色を「デフォルトに戻す/変更しない」方法

Microsoft Wordで文章中にハイパーリンクの使用時、クリックをするとハイパーリンクの色が変更されてしまうことがあります。画面や印刷物でハイパーリンクの色違いをなくしため、元の色に戻したいと感じることがあります。 Wordのハイパーリンクの色を デフ…

【Word】文書を左右に並べて比較する方法(一つのファイルで画面分割の事例)

Microsoft Wordで、文書を左右に並べて比較する方法の説明です。一方を確認しながら、もう一方を編集可能で 書き出しやまとめの文章と、内容を並べて比較・チェックしたいとき メモから、まとめの文章を作成したいとき Excelでウィンドウ枠の固定のような画…

Webブラウザの操作効率化(ショートカットキーなど)

業務にクラウドサービスを利用するなど、Webブラウザ(Microsoft Edge、Google Chromeなど)を使用する機会は増えています。 Webブラウザでの操作効率化のために、おすすめのショートカットキーや操作のコツです。 内容: 基本 画面操作 Shift + クリック: …

【kintone】通知画面の見方と並び順(一覧表示と、縦方向で詳細表示)

kintoneの「通知」欄をパソコンで初めて閲覧したとき、「縦方向で一覧表示にしたい」「表示順のルールがわからない」と感じる人もいると思います。 その程度は、通知の量や既読状況などによって変わりますが、縦方向に一覧表示する方法と、通知画面の基本知…

【Power Query】ユーザーフォームを準備してkintoneからExcelに読み込む事例

Power Queryで、ユーザーフォームを準備してkintoneのデータをExcelに読み込む事例です。 ユーザーフォームはExcelのセルを使用した簡易的なものですが、利用者がPowerQueryエディターを起動せずに設定値を変更できるため、活用時の制約が少なくなります。 …

【Power Query】セルの値をもとにデータ抽出する方法

Power Queryでデータを抽出するとき、フィルター条件をセルで指定できると便利です。 Excelのセルであれば、PowerQueryのフィルター条件(指定値)をPower Queryエディターを起動せずに変更が可能です。また、数式を用いた動的な日付指定なども可能で自動化…

【Power Query】データの抜け漏れチェック(リストにないデータの抽出)

Power Queryで回収リストをもとに、データの抜け漏れをチェックするときの方法です。特定のリストに含まれていないデータを抽出する設定例です。 この事例では、47都道府県の集計結果が抽出できたかをチェックします。 この方法は、社員リストと出席リストを…

【Power Query】並び替えをユーザー定義の順で実施(都道府県の順番の事例)

Power Queryの並び替えで、昇順・降順ではなく指定した任意の順番に出力したいときの方法です。都道府県の順に並び替えをする事例です。 内容: アウトプットイメージ 実施手順 1.並び替えの基準になるリストを準備する 2.元データと「並び替えの基準にな…

【Power Query】空のクエリからテーブル作成(#tableの活用)

Power Queryで、Excelの表からではなく「空のクエリ」からテーブルを作成する方法です。数式がシンプルとなりやすいテーブル関数#tableを活用した事例です。 活用場面としては、PowerQueryの利用目的上、簡易なマスタテーブルを「Excelの表」とは別で持ちた…

【kintone】プロフィール欄のメールアドレスを非公開にした運用方法の検討

kintoneの運用でユーザーのメールアドレスを非公開にしたい場合の運用方法について調べてみました。関係者との情報共有を目的にしたツールなので、メールアドレスを非公開にしようとするとデメリットもあるので、人数によっては外部公開できるプラグインの利…