shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

PC作業の引継・手順化には、ステップ記録ツール(Windows標準)が無料で便利

PC作業の業務引継や手順化には、Windows標準のステップ記録ツールが便利です。Windowsには、PCの操作手順を画面キャプチャも含めて自動保存してくれる標準ツールがついているので、PC業務の可視化マニュアル化などで、操作手順の共有、業務引継の時間短縮や改善業務などに活用できます。

動画で作成するのも手間で「費用(時間)対効果」が得られない業務や、専用のマニュアルツールの導入が難しいケースでは、Windows標準の「ステップ記録ツール」が無料で最適な印象

support.microsoft.com

 

操作は単純で、上記のMicrosoft サポートのページのとおり、記録したい手順のスタートで「記録の開始」、手順の記録が終了したら「記録の停止」をクリックして保存するだけ。

 

ただし、「ステップ記録ツール」の本来の目的は、WindowsなどPCの問題をトラブルシューティングするためなので、引継や手順化の実務で使用するためには少し注意点やコツがいります。

  • 作成されるスクリーンショットが少し粗い
    (画像が少しにじむが、社内用であれば十分実用レベルと思う)
  • 保存形式が「MHTMLファイル(MHTファイル)」しか選べない
    Microsoft Word (マイクロソフト・ワード)を使って、Word形式(.doc)に変換して、編集が基本。

といった点がありますが、Windowsの標準ツールで追加の費用負担はなく、ツールの費用対効果は高い印象。さらに、後述するWordのVBAで余分な情報の一括置換と併せて利用すると、とても便利なツールになります。

 

今回は、とりあえず最初の設定の備忘録。

設定画面で、「保存する最新の取り込み画像数」を最大値999にしておくこと。

手順と同時に保存するスクリーンショットの画像数です。規定値は 25 ですが、そのままだと、スクリーンショットの画像数が不足するので、最大値にしておく。


なお、手順書として仕上げていくコツは、最初から全ての手順ではなく、少しずつ作成だと思うので、999枚分も使いません。

「ステップ記録ツール」は、クリックしたり、画面を切り替えたり、入力したり、あらゆる操作を記録するので、とりあえず保存できる最大量に設定して、不要な画像は後で削除します。

 

出力ファイルは、手順の記録後でも設定できます。

 

以上が、Windowsのステップ記録ツールを使ってPC作業の業務引継ぎや手順化を進めるための最初の設定の備忘録でした。専用のマニュアルツールの導入が難しいケースでは、無料で最適だと思います。

ステップ記録ツールのmhtファイルをWordで編集するポイント

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WordのVBAで余分な情報の一括置換の事例

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