WordのVBAで、ステップ記録ツールのmhtファイルをWordで編集するポイント で示した最初のルーチンについて、一通りのパーツ(VBAの各サンプル)が作成できました。目的は、手順書を作成です。
この最初のルーチン(各サンプルVBAの実行)を実行することで、「ステップ記録ツール」で保存されるmhtファイルを下図のようにできます。
文書から画像(スクリーンショット)のはみ出しや、余分なスペースを無くし、手順書作成での必要な情報は維持しています。
個人的には、情報過多で編集に躊躇していたmhtファイルも編集してみようという気持ちになります。
一つの事例ですが、ステップが36ある手順がWordファイルの状態で
80ページ → 18ページ(約8割の削減)
になりました。
これで、本来の目的である業務引継の時間短縮や手順の改善などに集中できます。
なお、各VBAを一括で実行するサンプルは次のとおり。
念のため、mhtファイルの原本はバックアップとしてそのまま残し、Word形式に変換した予備ファイルで実行。
原本のmhtファイルは、詳細記録や、誤った編集のバックアップ用としても保存しておきます。
Option Explicit Sub ステップ記録ツールのmhtファイルを編集準備() Call 画像サイズの一括更新 Call 水平線の一括削除 Call 冒頭RecordedStepsからStepsの削除 Call AdditionalDetailsから最後まで削除 Call フィールドコードの表示と削除 Call stepの日付削除と見出しに変換 Call 手順のスクリーンショットの文字列削除 End Sub
※ 上記は、Callで、以下で紹介したVBAを呼び出している。
同じモジュール内にでもおいておく。
「画像サイズの一括更新」
「水平線の一括削除」
「冒頭RecordedStepsからStepsの削除」
「AdditionalDetailsから最後まで削除」
「フィールドコードの表示と削除」
「stepの日付削除と見出しに変換」
「手順のスクリーンショットの文字列削除」
以上、VBAでステップ記録ツールのmhtファイルを編集する準備でした。
参考
ステップ記録ツールの概要については以下をご覧ください。
上記の記事で使用したサンプルマクロを「note」で販売しています。
実際に動作しているファイルを確認したい場合などにご利用ください。