
Windowsで同名フォルダを重ねた際、「中身が消えてしまわないか?」「上書きのルールはどうなっているのか?」と不安に思う方も多いはず。
公式サイトに詳細な仕様解説が見当たらなかったため、今回は2階層構造のテスト用フォルダを使って、エクスプローラーの結合(マージ)動作を確認しました。
なお、動作が不安なときは、いきなり結合せず「第三フォルダ」を作成して統合する方法が安全です。
内容:
なお、確認のバージョンは、 Windows 11 Pro バージョン25H2です。
テスト環境のフォルダ構成
▼ コピー元
コピー元
└─ ProjectA
├─ common.txt (テキストの内容:Source version)
├─ only_in_source.txt
└─ SubA
└─ sub_source.txt
▼ コピー先
コピー先
└─ ProjectA
├─ common.txt (内容:Destination version)
├─ only_in_destination.txt
└─ SubA
└─ sub_destination.txt
同名のフォルダ ProjectA とその配下に**サブフォルダ(SubA)**がある 2 階層構造です。
実行した操作と結果
- 「コピー元」フォルダ内の ProjectA をコピーし、「 コピー先」 へ貼り付け。
- common.txtという同名ファイルがあるので「ファイルの置換またはスキップ」が表示され、「ファイルを置き換える」を選択します。

「ファイルの置換またはスキップ」が表示
その結果、次のように結合されました。
ProjectA
├─ common.txt ← 上書き確認あり
├─ only_in_destination.txt ← 残る
├─ only_in_source.txt ← 追加される
└─ SubA
├─ sub_destination.txt ← 残る
└─ sub_source.txt ← 追加される
💡挙動のポイント
- フォルダ本体(ProjectA)は削除されず、マージされる
- 同名ファイルは上書き確認が出る
- 片方にしかないファイルはそのまま残る

「いきなり結合」に潜むリスク
一見便利な自動マージですが、業務や大量のデータ整理では以下のリスクがあります。
- 混在のリスク:不要な古いファイルと新しいファイルが混ざり、整理がつかなくなる。
- 誤操作:意図しないフォルダに貼り付けてしまい、構造が崩れる。
- 確認漏れ:大量のファイルがある場合、上書きの警告を見逃して重要なデータを失う可能性がある。
【安全策】「第三フォルダ方式」による統合
失敗が許されないデータ整理では、直接上書きせず「作業用フォルダ」を経由するのが最も安全です。
手順:
- 作業用フォルダを作成:デスクトップ等に「作業用フォルダ」といった空フォルダを作る。
- コピー元を移動:コピー元の中身を「作業用フォルダ」に入れる。
- コピー先を統合:コピー先 の中身を「作業用フォルダ」にコピーする。
- 最終確認:「作業用フォルダ」 内で過不足がないか確認し、問題なければこれを本番データとする。
この方法のメリット:
- 元データに直接手を加えないため、いつでもやり直しがきく。
- マージ後の全体像を確認してから、元の場所へ戻せる。
今回、2 階層構造で同名フォルダ結合(マージ)仕様を確認しました。
階層が深くなるほど「何がどこに混ざったか」は把握しづらくなります。安全に行いたい場合は必ず「第三フォルダ方式」を使うことを推奨します。
以上、Windowsで同名フォルダ結合(マージ)仕様を検証でした。