shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Power Automate】PowerShellの実行でBase64エンコードの事例

Power Automate Desktopで、PowerShellスクリプトの実行例です。変数に格納された文字列をBase64エンコードします。

内容:

確認のツールは「Power Automate Desktop」(version 2.45.393.24179)です

1.事例の前提

アウトプットイメージは、PowerShellスクリプトの実行により、変数に格納された文字列のBase64エンコードです。

Power Automate Desktopは「Power Fxが有効(プレビュー)」の設定ができるようになっていますが、確認したバージョンでbase64エンコードの数式はありません。

なお、クラウド版「Power Automate」にはありました。

learn.microsoft.com

2.設定事例

設定の全体像

この事例の設定の全体像は、次のとおりです。

  1. 入力ダイアログを表示し、Base64に変換の対象となる文字列をユーザーが入力
  2. PowerShellスクリプトの実行で、Base64変換
  3. 変換結果をメッセージに表示

3アクションで、入力、変換、結果表示している

PowerShellスクリプトの実行で、Base64変換のイメージ

「PowerShellスクリプトの実行」の設定例

PowerShellスクリプトの設定内容は次のとおり。%UserInput%は、入力ダイアログの結果を代入した変数です。

[Convert]::ToBase64String(([System.Text.Encoding]::utf8).GetBytes("%UserInput%"))

実行するPowerShellの内容は前述のとおり

「PowerShellスクリプトの実行」の設定画面イメージ

参考情報

PowerShellスクリプトを使用した変換の補足です。

learn.microsoft.com

PowerShell (v7.1 以降) では、「utf8: UTF-8 形式 (BOM なし) でエンコードします」となっています。

learn.microsoft.com

kintone REST APIでの活用

入力ダイアログで都度入力した文字列をBase64エンコードできるので、kintone REST APIのパスワード認証を活用したフローでも利用できます。

shikumika.org

以上、Power Automate Desktopで、PowerShellスクリプトの実行による文字列をBase64エンコード事例でした。