作成したExcelのマクロを他のブックでも利用したいときは、個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)やExcelアドインを利用します。
マクロを含まないExcelファイルでも「個人用マクロブック」等からマクロを常に利用することができるので、自分の業務に関する汎用的なマクロを作成しておくと便利です。
内容:
マクロの保存先
Excelのマクロは、「Excelマクロ有効ブック(*.xlsm)」に保存していることが多いですが、
- 個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)
- Excelアドイン(*.xlam)
という保存先もあります。これらは、複数のExcelファイルで同じマクロを利用したい時に便利です。
それぞれの保存先のメリット・デメリットや特徴は以下の情報が参考になりました。
活用事例
業務頻度によりますが、よく利用するマクロを簡易な実行メニューとあわせて保存しておくのも便利です。
なお、作成するマクロをすべて個人用マクロブックに保存すると、コードの量が増えて管理が煩雑になり、メンテナンス性が低下する可能性があります。
特定の業務でしか利用しないなど、他のブックで再利用する予定のないマクロについては、個別のファイルに保存する「Excelマクロ有効ブック(*.xlsm)」の方が管理しやすいと思います。
最近は、生成AIの活用により、マクロによる業務の属人化リスクも低減しつつあります。しかし、簡単なものであっても職場内でのマクロ活用には注意が必要です。
一方で、汎用的なマクロは、業務効率を向上させる費用対効果の高いツールになりえます。個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)やExcelアドイン(*.xlam)を活用すれば、業務改善の幅も広がります。
以上、作成したマクロを他のブックで再利用する方法でした。