OneDriveと同期したExcelファイルを使用している際、「自動保存がオフです」というメッセージが表示されることがあります。自動保存をオン(有効)にする方法が分からず困ったため、解決方法の備忘録です。
内容:
なお、確認のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2505)です。
自動保存がオンにならず困ったケース
自動保存をオン(有効)にする方法が分からず戸惑ったのは、マクロ有効ブック(.xlsm)で「ブックの検査」を実行しているファイルの場合でした。
表示されるメッセージは次のようなものです。
このメッセージが表示された状態で、「保存」をクリックすると以下のメッセージが表示されます。
なお、「保存」は問題なく可能です。
ファイルバックアップのため、自動保存を有効にしたいので左上の画面から自動保存をONを試みますが、次のメッセージが表示されるだけで有効にできません。
自動保存でファイルを保存できるようにするには、
このファイルには、個人を特定できる情報がふくまれています。情報を削除してください。
と表示され、そのリンク先をクリックすると次のページの内容が表示されます。
しかし、ファイルを確認しても個人が特定できる情報はなく、その解決方法が分からず戸惑いました。
解決方法
今回の事象では、「ファイル」-「情報」をクリックし、ブックの検査欄の「
これらの情報をファイルに保存できるようにする」をクリックすると自動保存が可能になりました。
ただし、最終更新者などの名前も保存されるようになります。
組織内で利用する分には問題なさそうですが、注意が必要です。
参考情報:作成者や最終更新者の名前を削除する方法
前述のとおり、今回の事象は、ドキュメントのプロパティと個人情報で「すべて削除」をしているファイルで発生しているようでした。その方法は次のとおりです。
以上、OneDriveと同期したExcelファイルで「自動保存がオフです」を解除できないときの対応方法でした。