PowerQueryエディターの [クエリ] ウィンドウでは、グループ機能を使用してクエリをカテゴリ別に整理することが可能です。
これは、クエリをフォルダのような構成で管理できますが、動作内容や影響が不明だったので調べた備忘録です。
内容:
グループを使用してクエリをカテゴリに整理
PowerQueryのメニューからファイルを結合するクエリを作成すると、次のようなフォルダが存在するヘルパークエリが自動作成されます。
これは、グループ機能を使用してクエリをカテゴリ別に整理の一例です。
グループ名の末尾にある角括弧 [] 内の数字は、その下位にある項目数が表示されている。
このように複数のクエリを作成した場合は、ユーザー側で自由にグループを作成したり、グループ名を変更して、クエリを管理することができます。
なお、クエリの管理に関するMicrosoft サポートの情報は以下です。
ただし、カテゴリに整理に関する情報量は少ないです。
クエリをカテゴリに整理の動作内容や影響
概要
グループを移動したり、グループ解除をしてみたが、クエリ自体のデータへの影響は確認できなかった。クエリ名は一意な名称であり、データソースの指定時もクエリ名のみを指定しているので、カテゴリ整理による影響はないようです。
また、「その他のクエリ」は、何かグループを一つ作成したとき、自動で作成される。グループに属さないクエリの整理用で、名称変更や削除もできませんでした。
調べた内容の詳細
カテゴリに整理の操作例は次のとおりです(前述のヘルパークエリのサンプルを利用)
グループを他のグループに移動するループへの移動
複数のクエリを選択、右クリックで別のグループへ移動。
グループを解除
前述の「グループへ移動」により、次のようになる。次にグループ名を右クリックして「グループ解除」をしてみる。
「グループ解除」は、その名のとおり、グループが解除される。
「グループの削除」を選択すると、グループに属するクエリも全て削除される。
前述の「グループ解除」により、次のようになる。
なお、データ更新をしても、結果に変更はなかった。
グループを作成
カテゴリに整理したいクエリを選択後(複数可)、右クリックで「グループへ移動」-「グループの作成」をクリックする。
グループの作成画面が表示されるので、適当な名前を入力する。
「OK」をクリックすると、次のようにカテゴリ整理される。
このとき、「その他のクエリ」も自動作成されている。
「その他のクエリ」の補足
「その他のクエリ」は、メニューにある「名前の変更」が選択できない。
すべてのクエリを以下のように、「その他のクエリ」以外のカテゴリに移動したが、「その他のクエリ」は削除が選択できない。
以上、PowerQueryエディターの [クエリ] ウィンドウで、カテゴリに整理したときの動作内容や影響を調べた結果です。クエリの結果への影響は確認できませんでした。
(参考)ヘルパークエリを理解するためのポイント
ヘルパークエリの詳細を把握したい方は、以下をご覧ください。