Power Automate Desktopで、kintone REST APIの設定事例のまとめです。
kintoneはスタンダードコースであればAPIを利用することができます。データの取得、登録、更新などの設定事例を記載します。
kintone REST APIを利用するためには、「kintoneのREST APIの仕様」、「Webサービスを呼び出します」アクション、「JSON文字列の処理」などを理解する必要があります。
内容:
基本事項
Power Automate Desktopの基本例
Power Automate Desktopは、PC作業を自動化するツールで、Windows 10 および Windows 11 ユーザーであれば、無償で利用することができます。Excelでの操作を事例に、基本操作は以下に記載しています。
kintoneのREST APIの仕様
kintoneのREST APIの仕様は次のとおりです。一度に取得できるレコードは、500件までなど、制限事項があります。cybozu.dev
なお、APIトークンの作成には、アプリ管理の権限が必要です。
権限がない場合は、本ページの後半(参考)に記載している「パスワード認証」の方法を検討します。
Power Automate Desktop の設定例(「Webサービスを呼び出します」アクション)
レコードの取得
レコードの登録・更新
添付ファイルの操作
kintoneにファイルをアップロードする場合、PowerAutomateDesktopのアクションで「PowerShell スクリプトの実行」も利用します。
JSON文字列の処理
取得したJSON文字列を処理する事例
なお、レコードの取得後に使い慣れたExcelでの処理が目的の場合は、Power Automate DesktopではなくPowerQueryが便利なケースも多いです(本ページ下部)。
登録・更新用にJSON文字列を作成する事例
・Excelの表をJSON文字列に変換例|shikumika
・【Excel VBA】ExcelシートをJSON文字列に変換方法
参考:kintone REST APIに関する補足
パスワード認証の事例
利用には注意点もありますが、ユーザーのログイン名とパスワード情報を通じた方法もあります。
その他のkintone連携事例
(Excelと連携)PowerQueryで複数のレコードを取得する事例
PowerQueryで複数のレコードを取得する事例です。EXCELでの処理に便利です。
kintone REST APIが使用できない場合の自動化例
ライセンス等の理由でkintone REST APIが使用できない場合の自動化事例です。
Power AutomateのHTTPアクションについて
「Power Automate Desktop」ではなく、「Power Automate」には「HTTP」アクションがあります。ただし、確認した時点で「HTTP」はPREMIUMとなっていたので別途ライセンスが必要でした。
以上、Power Automate Desktopで、kintone REST APIの設定事例のまとめでした。