Power Queryで、余分なクエリを削除しようとすると、「クエリ"〇〇"はもう一つのクエリで参照されているため削除できません:”△△”。」というエラーメッセージが出ることがあります。
これは、削除しようとしているクエリが他のクエリから参照されているために発生します。
慣れていないと戸惑うことがあるので、解決方法の備忘録です。
エラーの発生例
例えば、ファイルを結合する時に自動作成される「ヘルパークエリ」で「パラメータ1」を右クリックし、「削除」をクリックしたとします。
すると、次のようなメッセージが表示され、クエリを削除することができません。
クエリ “パラメーター1” はもう一つのクエリで参照されているため削除できません:”サンプル ファイルの変換”。
これは、「パラメーター1」が「サンプル ファイルの変換」から参照されているためです。
エラーの解決方法
この場合、参照元のクエリから順番に削除することで解決します。
なお、事例のヘルパークエリのそれぞれの関係性は、下図のとおりです。
矢印でデータ参照元の順序が示されているので、参照元のクエリから削除していく必要があります。
例えば、②のサンプル ファイルを削除するためには、①、④、⑤の削除が必要です(①を削除するには、④の削除が必要)
なお、関係性の詳細は、【Power Query】クエリの依存関係を把握(ヘルパークエリでの事例)もご覧ください。
以上。Power Queryで「クエリ"〇〇"はもう一つのクエリで参照されているため削除できません:”△△”。」というメッセージの対処方法でした。
(参考)ヘルパークエリを理解するためのポイント
ヘルパークエリの詳細を把握したい方は、以下をご覧ください。