PowerQueryで、ファイルを結合するクエリで自動作成される「ヘルパークエリ」の動作を理解するために、「パラメーター1」と「サンプル ファイルの変換」を削除した場合の動作を調べた備忘録です。
内容:
事例の前提
事例の前提とするヘルパークエリは以下です。
このヘルパークエリでは、⑤売上サンプルファイルが、Excelのシートに読み込まれているアウトプット部分です。
①から⑤までのクエリはありますが、次のとおり①と④のクエリは、⑤売上サンプルファイルに影響していません。
よって、①と④のクエリを削除してもアウトプットである「⑤売上サンプルファイル」の結果は同じであることを示しています。
「パラメーター1」と「サンプル ファイルの変換」の削除事例
以下は、実際に削除しても問題がないかを確認した結果です。
まず削除する順番は、クエリが他から依存されていないように、「④サンプル ファイルの変換」→「①パラメーター1」の順です。
「サンプル ファイルの変換」の削除
「サンプル ファイルの変換」を選択してDeleteキーを押して削除します。
「パラメーター1」の削除
「パラメーター1」を選択してDeleteキーを押して削除します。
削除後のクエリ
売上サンプルファイルの結果は、削除前と同じで、エラーも発生しません。
「パラメーター1」と「サンプル ファイルの変換」の役割
削除しても同じ結果が得られるということで、「パラメーター1」と「サンプル ファイルの変換」の役割が疑問になります。
詳細はこちらに記載しますが、「パラメーター1」と「サンプル ファイルの変換」の役割は、「ファイルの変換」という関数の修正を容易にする役割と理解すれば良さそうです。
以上、ヘルパークエリの動作を理解するために、「パラメーター1」と「サンプル ファイルの変換」を削除した場合の動作を調べた備忘録でした。
参考(ヘルパークエリをすべて削除)
ヘルパークエリの動作を理解するために、以下でヘルパークエリをすべて削除する方法を記載しています。
その他、ヘルパークエリの詳細を把握したい方は、以下をご覧ください。