Power Queryは、クエリからカスタム関数を作成することができます。クエリから関数を作成すると、関数にクエリの編集を自動反映できるというメリットがあります。
どのような動作をするのか調べた備忘録です。
内容:
事例の前提
ヘルパークエリの理解も兼ねて、事例の前提とするクエリは今回も同じで、以下です。
確認内容
「ファイルの変換」の更新を停止する
ヘルパークエリの関数である「ファイルの変換」は「サンプル ファイルの変換」と連動 しています(詳細)。
事例として、変数名を「パラメーター1」を「パラメーター2」に変更してみます。
すると、次のように更新が停止される旨のメッセージが表示されます。
関数’ファイルの変換’の定義は、クエリ‘サンプル ファイルの変換’が更新されるたびに更新されます。ただし、関数’ファイルの変換’を直接変更すると更新は停止されます。続行しますか?
更新が停止すると、クエリのプロパティは次の表示となります。
変化が分かりづらいと思うので、「ファイルの変換」クエリのプロパティを関数の編集前後で比較した結果が次のとおりです。
編集後は、「ファイルの変換」と「サンプル ファイルの変換」の連動もしていません。
「サンプル ファイルの変換」クエリでカスタム関数の作成
「サンプル ファイルの変換」クエリを選択後、右クリックで「関数の作成」を選択します。
もし、「関数の作成」が非アクティブな場合は、前述の「ファイルの変換」の更新を停止するが完了していない可能性があります。
「関数の作成」の画面が表示されるので、関数の名前を入力します。
事例では「テスト」としています。
上記の結果、カスタム関数が作成されます。
クエリのプロパティを確認すると、連動していることがわかります。
参考
関数にクエリの編集を自動反映による動作イメージは以下をご覧ください。
その他、ヘルパークエリの詳細を把握したい方は、以下をご覧ください。
以上、Power Queryで、クエリから関数を作成すると、関数にクエリの編集を自動反映できることを調べた備忘録でした。