shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Power Automate】変数でダブルクォーテーションを含む文字列結合

Power Automate Desktopで、文字列の変数をダブルクォーテーションを含めて文字列結合する方法です。そのままでは、シングルクオーテーションも含めて表示されません。ダブルクォーテーションを含めたい場合は、文字列結合時、もしくは変数の段階でダブルクォーテーションを含めた文字列にします。

内容:

確認のツールは「Power Automate Desktop」(version 2.45.393.24179)です

文字列結合時に変数をダブルクォーテーションで囲む

1.文字列結合の基本

Power Automate Desktopで、変数が

%Title% : あいうえお

%Content% : かきくけこ

であるとします。例えば、%Title%は次の状態で、%Content%も同様とします。

%Title%に、あいうえお が代入されている

変数の設定例(%Title%の場合)

このように、ダブルクォーテーション等を含まず、変数にそのまま入力している場合、%Value% に変数を並べることで文字列結合ができます。

%Value% : %Title%%Content%

結果: あいうえおかきくけこ

変数の設定画面でのイメージは次のとおりです。連結記号などは使用しません。

値欄に、%Title%%Content% を記載

文字列結合の設定例

2.ダブルクォーテーションを含める場合

変数の設定画面で、必要な個所にダブルクォーテーションを記述します。

%Value% : %Title%"%Content%"

結果: あいうえお"かきくけこ"

変数の設定画面でのイメージは次のとおりです。

値欄を%Title%"%Content%"としています

文字列結合の設定例(ダブルクォーテーションあり)

なお、元のデータ状態等によりますが、変数にダブルクォーテーションを含めて記載している場合は、次のようになります。

%Title% : "あいうえお"

%Content% : "かきくけこ"

であれば、

%Value% : %Title%"%Content%"

結果: "あいうえお""かきくけこ"

となります。

活用例

JSON形式の表記では、文字列をダブルクォーテーションで囲む必要があります。

【Power Automate】kintone REST APIの設定事例まとめで記載している「Webサービスを呼び出します」の要求本文では、次のように記載することでJSON形式に変数をを活用することも可能です。

%kaisyamei%がダブルクォーテーションなしで代入されている場合

{
  "app": 140,
  "record": {
     "会社名": {
      "value": "%kaisyamei%"
      },
     "文字列__1行__1": {
      "value": "ddd-ddd-dddd"
      }
    }
}

以上、Power Automate Desktopの変数でダブルクォーテーションを含む文字列結合をする事例でした。