Microsoft Wordの差し込み印刷はExcelのリストを指定できるため、PowerQueryで抽出したデータも利用可能です。
Webページの仕様によりますが、PowerQueryを使えばWebページからデータをExcelに読み込むことができます。
従って、PowerQueryを起動しての更新を実行する必要はありますが、kintoneのデータをもとにWordの差し込み印刷文書なども作成可能です。
内容:
確認のWordは「Microsoft® Word® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2409)です。
Wordでの差し込み印刷設定
Wordの差し込み印刷は、Wordのリボンから「差し込み文書」タブを選択、「宛先の選択」から「既存のリストを使用」を選び、Excelシートを選択、差し込みフィールドを設定して利用します。
PowerQueryで抽出したデータでも同様の手順です。
データ更新の注意点
WordからPowerQuery自体の更新は実行できません。
下図は、「差し込み印刷の宛先」の設定画面です。この設定画面にあるデータソースの「最新の情報に更新」をクリックしても、Excelのリストを再取得するだけです。
元のExcelファイルを起動し、PowerQueryの更新を実行する必要があります。
なお、PowerQueryには、「接続ファイルのエクスポート」で「Office データベース接続(*.odc)」のファイルを作成することができます。Wordの差し込み印刷でもodcファイルは読み込めますが、PowerQueryの結果を抽出はできませんでした。よって、常に最新のPowerQueryの結果とするためには、VBA等の他の手段の組み合わせが必要なようです。
また、Wordから直接kintoneなどWebサービスに接続する簡易な方法は見つかりませんでした。
PowerQueryでWebページからデータをExcelに読み込む方法
ExcelシートにWebページからデータを取得する方法は以下をご覧ください。
以上、Wordの差し込み印刷にPowerQueryの結果を利用でした。