PowerPointのファイルからPDFに変換する際、印刷とエクスポートの2つの方法があります。一見同じような結果が得られるようにみえますが、作成されるPDFで余白に違いがあります。最終的に印刷する用途では同様になると思いますが、画面上での余白には違いがあります。
なお、確認したPowerPointlは「Microsoft® PowerPoint® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2312)です。
余白の違い
印刷を使用すると、PowerPointはプリンタのデフォルト設定に従って余白を設定します。一方、エクスポートを使用すると、PowerPointはスライドの内容をページ全体に拡大し、余白は最小限となります。
具体的には、下図の左側が「エクスポートのPDF/XPSの作成」、右側が印刷で「Microsoft Print to PDF」を使用したときの余白の違いです。
スライドのサイズが、ワイド画面(16:9)での事例です。
「エクスポートのPDF/XPSの作成」の余白は最小限ですが、印刷の場合は余白が多くあります。
画面上で閲覧するPDFの場合は、「エクスポートのPDF/XPSの作成」の方が余白が目立ちませんので、「エクスポート」を選択した方が良い場面もあると思います。
なお、余白ではなく、スライド自体のサイズは変わりません。
補足説明
「エクスポートのPDF/XPSの作成」は「ファイル」メニューのエクスポートにある「PDF/XPSの作成」のことです。
以上がPowerPointでPDFを作成する際の印刷とエクスポートの余白の違いでした。
関連情報として、2in1の資料で、不要な余白なしにする方法を以下に記載しました。