shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Excel】関数でアスタリスクの検索結果(MATCH VLOOKUP COUNTIF)

Excelの関数でアスタリスク(*)を使用すると任意の文字列を検索できますが、”文字列”であり、数値は検索できないようです。

代表的な関数で、MATCH、VLOOKUP、XLOOKUP、COUNTIFでアスタリスクを使用した検索結果では、数値は検索されませんでした。

内容:

関数でアスタリスクの検索結果

数値と文字列を含む表で、MATCH、VLOOKUP、XLOOKUP、COUNTIF関数でアスタリスクを使用して検索した結果が下図のとおりです。

A表とB表の主な違いはセルA5は「数値の2」に対し、セルD5は「文字列の2」です。

H列とI列は、それぞれA表とB表を対象に検索した結果と、その数式内容です。

結果は、セルH3が「5」で、I3が「3」です。

それぞれA表とB表をアスタリスクで検索していますが、次の違いがあります。

  • セルH3は、A7にある「A」の値の場所が最初に一致した
  • セルI3は、D5にある「2」の値の場所が最初に一致した

つまり、アスタリスクで文字列は検索されるが、数値は検索されないということです。

同様にVLOOKUP、XLOOKUP、COUNTIF関数もアスタリスクで文字列は検索されるが、数値が検索されません。

検索対象が文字列と数値の違いにより、結果が異なることがわかる

関数でアスタリスクの検索結果

補足説明

例えば、MATCH 関数について、

アスタリスクは 1 文字以上の任意の文字列を表します。 

MATCH 関数 - Microsoft サポート

とあり”任意の文字列”です。

VLOOKUP関数についても、ワイルドカード文字の使用について

アスタリスクは任意の一連の文字列に相当します。 

VLOOKUP 関数 - Microsoft サポート

とあり、同じく”文字列”です

任意の”文字”ではないので、検索対象の表に数値と文字列が混在しているときの活用には注意が必要です

なお、アスタリスクで数値を検索できる関数があるかは不明です。

以上、Excel関数でアスタリスクの検索結果(MATCH VLOOKUP COUNTIF)でした。