Power Query(パワークエリ)を活用する際、データソースをどこに配置し、どのように接続すると効率的かで悩みます。せっかく設定してもデータソースの保存場所や名前変更で、データソースエラーとなり、その都度の設定が必要になったり、部外や社外の人と結果だけを共有したい時はどのようにすればいいかなど。
そこで、これまでのPower Queryを利用してみての備忘録を中心に、ファイルの状況と対応例をまとめてみました。データソースの管理方法についての個人的な考えです。
内容:
- データソース変更の基本
- データソースのファイル名変更が多い(名前に年月名などがあり、バラつきがある)
- データソースの保存場所を変更する都度、設定変更が面倒
- データのインポート、エクスポートを支援するVBAなど
データソース変更の基本
基本の変更方法。手作業の変更も手順を知っていれば簡単。繰り返しの頻度が少ない場合は、まずはこの方法から。
データソースのファイル名変更が多い(名前に年月名などがあり、バラつきがある)
同一フォーマットで、ファイル名だけが違うようなケースは、フォルダの利用が便利です。
データソースの保存場所を変更する都度、設定変更が面倒
データソースとなるファイルの場所を変更した場合、都度、設定変更の手間が発生します。部外や社外など別環境の人に渡したり、フォルダ毎のファイル管理で毎月データソースの場所も変わるケースは、次の2つの対応例が考えられます。
データソースを相対パスにする
同じファイル内のシート(テーブル)をデータソースにする
Power Queryのデータソースを同じファイル内に配置すると、データソースと併せたファイルとなり、ファイル移動時にデータソースのエラーとなることは解消できます。
ただし、当該ファイルはデータソースも含めたファイルサイズとなるため、データの状況によっては問題となることもあります。
また、Power Queryのデータソースを同じファイル内にするため、入手したデータを一旦インポートする作業は結局発生する。繰り返し頻度が多い場合は、次のVBAのようにインポート業務の効率化も検討必要。
データのインポート、エクスポートを支援するVBAなど
Power Queryを使用せず、テーブルに別ファイルのデータをインポート
Power Queryやテーブルの状態をクリアして、他者に渡したい
ファイルの保存場所変更に備えた準備
ファイルパスの自動更新をExcelのシートで行う方法。
以上、Power Queryのデータソースの管理方法について、ファイルの状況と対応例のまとめでした。