kintone(キントーン)は、ITの専門知識がない人でも素早く、簡単に業務アプリを作成できるとされています。ExcelやAccessとの違いをわかりやすくするため、kintoneの主な機能である「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」の視点で機能比較表を作成してみました。Kintoneができること、できないことの理解に役立てばと思います。
利用目的によりExcelやAccessとは違うメリット・デメリットがあります。
内容:
kintoneとは
kintone(キントーン)の製品サイトを確認すると、
業務アプリがつくれるサイボウズのノーコードツール。
表計算ソフトよりも快適に、専門システムより柔軟に、自社でシステムを開発するよりスピーディー&低コストに、思いついた業務改善を「シュシュっと」すぐに実行できるのが特長です。
とあり、kintoneの特長として次の点があげられていました。
- 93%の導入担当者が非IT部門
- 導入も改善も早い
- 業務課題をいくつも解決できる
- 豊富な連携先 できることが無限大
ITの専門知識がない人でも素早く、簡単に業務アプリが作成できるということで、業務にフィットしたシステム化や、環境変化への対応がしやすいメリットがあるようです。
なお、web データベース型の業務アプリを構築できるサービスなので、インターネット接続は必須です。
Excel、Accessとkintoneの機能比較表
kintoneの主な機能は「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」とされています。
これら機能を理解する参考に、Excel、Access、kintoneの機能比較表は次のとおりです。kintoneで何ができるかの理解に役立てばと思います。
参考情報
kintoneのデータベースとしての特徴、考え方のポイント
次の情報が参考になりました。
kintoneと表計算ソフト・専門システム・フルスクラッチをかんたん比較
サイボウズ社のサイトで、比較表がありました。こちらも、何を目的とするかで評価基準と評価結果が変わると思います。
機能比較のまとめ
個人的な評価のまとめは、次のとおりです。
- Excelは、表計算ソフトで、データベースソフトに似せて一部利用できる。ただし、データ入力や確認、編集、集計などで非効率になる可能性が高い。
- Accessは、データベースソフトで、複数のデータベースをリレーション(関連付け)して管理できる。この点はkintoneより高機能である。
ただし、WEB上で動作するシステム構築などは手間。 - kintoneは、「データベース+ワークフロー+コミュニケーション」が一つになったクラウドシステムで、Accessとはデータベースの得意分野が異なる。
ただし、kintoneの利用には、有料アカウントが必要である。
kintoneの拡張機能(有料含む)を利用することで、有料アカウントがないユーザーとのデータ共有が可能となる。
以上、Excel、Accessとkintoneの機能比較の事例でした。