Excelで日付データから曜日を抽出したり、20xx/4/1(月)のような日付と曜日を組み合わせた表示にする方法です。
「セルの書式設定」の方法と、「TEXT関数」による方法があります。
内容:
アウトプットイメージ
下図のB列は、日付+曜日を表示しています。
表示形式を指定することで、曜日だけにすることも可能です。
実施手順
基本的な考え方
日付から曜日に変換、表示する場合、
- 元の日付データのまま、表示だけを変更したい場合は「セルの書式設定」
- 数式で、日付から曜日に変換し、文字列を抽出したい場合は「TEXT関数」
を活用します。
なお、設定内容に共通する部分があるので、「セルの書式設定」から説明します。
日付データを曜日に変換する方法
「セルの書式設定」による方法(”aaa”の指定)
日付データを選択し、セルの右クリック等で「セルの書式設定」の画面を表示します。
下図のように「表示形式」タブの分類を「ユーザー定義」とし、「種類」にaaaと入力します。設定はこれだけです。
ユーザー定義で指定するとき、種類は次のことを意味します。
aaa : 日付データを、月、火、水、…と変換します。
aaaa:日付データを、月曜日、火曜日、水曜日、…と変換します。
英語表記(例、Monday、Tuesdayなど)の場合は"dddd"とするなど、次のページに他の「表示形式」の事例があります。ただし、"aaa"、”aaaa”の説明はありません。
「TEXT関数」による方法(”aaa”の指定)
TEXT関数の基本構文は、次のとおりです。
=TEXT(書式設定する値, "適用する表示形式コード")
"適用する表示形式コード"は、前手順のユーザー定義の種類と同様で、”aaa”と指定することで、曜日に変換可能です。
数式例(セルA1に日付データがある場合):
=TEXT(A1,"aaa")
日付データを「日付と曜日の組み合わせ」に変換する方法
冒頭の事例のように、「20xx/4/1(月)」のような日付と曜日を組み合わせた表示にする場合は、「ユーザー定義の種類」(TEXT関数の場合は、”適用する表示形式コード”)に以下を指定します。
ユーザー定義の種類: yyyy/m/d(aaa)
以上、「セルの書式設定」と「TEXT関数」で、日付データから曜日に変換、表示する方法でした。