shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Excel】「条件付き書式」でAND関数の活用例(複数条件の設定)

Excelの「条件付き書式」でAND関数を活用し、複数条件を設定した事例です。各セルの値が一つ上のセルと一致した場合に書式設定する方法は、【Excel】セルを結合せずに「条件付き書式」で見やすい表に一括変換で紹介しました。

この方法の場合、下図左側のような表の場合、下図中央のように枠がずれて期待する結果が得られません(セルC6とC7の値が一致するため)。

AND関数を活用して複数条件を設定することで、下図右側のような表も一括で作成可能です。レイアウト表現の幅が広がります。

AND関数を利用して複数条件を設定することでレイアウトの自由度も向上している

「条件付き書式」でAND関数の利用例

AND関数の活用例

次のように、AND関数を用いて複数条件を設定できます。

数式でAND関数を用いた複数条件を設定している

AND関数の設定例(セルの相対参照との組み合わせ)
事例の前提

この事例は、各セルの値に応じてセルを結合せずに「条件付き書式」で見やすい表に一括変換するものです。詳細は以下でご確認ください。

shikumika.org

活用例

「新しい書式ルール」の作成時、書式設定で選択した範囲のアクティブなセルがB3であるとします。

この状態で数式に、

=AND(B3=B2,A3=A2)

と、相対参照で入力します。

これは、

  • 各セルの値が一つ上のセルと一致する
  • 各セルの左側の値と、その一つ上と一致する

のAND条件が一致したときにTRUEとなります。

TRUEの場合、「事例の前提」の説明と同様に、「フォント」を薄い青色、罫線の上端をなしに設定した場合、次のようになります。

セルC6とC7が一致しているが、セルB6とB7が一致しないため、条件がFALSEの書式となっていることがわかります。

なお、フォントの色を背景と同じ白色すると、見た目上は非表示となります。

7行目のセルで、C6とC7が一致しているが条件がFALSEの書式となっている

AND関数も使用してセルを結合せずに見やすい表に一括変換

以上、Excelの「条件付き書式」でAND関数を活用し、複数条件を設定する事例でした。