WordのVBAは、ExcelのVBAと違い、VBA実行後に「元に戻す」(Ctrl+Z、Undo)が可能。ただし、既定の戻れる最大数は100のようで、戻れる範囲に制限もあるので、VBA実行前にはファイルやフォルダのバックアップを取る習慣は大事。加えて、Wordの場合は、変更履歴の記録をONにするとVBAでの変更も記録されて便利なので、VBAで実施する方法の備忘録。
VBAで変更履歴をONにする方法
Wordの変更履歴の記録をONにする場合は、VBAのコードに以下を記載。
ActiveDocument.TrackRevisions = True
具体的な使用例は以下に記載。
なお、VBAでファイルコピーしてのバックアップ方法は以下に記載。
Office プログラムでの元に戻す/やり直し操作の最大数
参考情報として「元に戻す」の最大数の情報。ただし、ファイルのバックアップや変更履歴の記録が基本で、私は最大数まで戻す利用はしていない。
Excel や他のすべての Office プログラムでの元に戻す/やり直し操作の既定の最大数は 100 です。
WordのVBAは、元に戻すをひとまとめも可能
WordのVBAは「元に戻す」を一つずつ実行した場合の意図しない修正防止で、「元に戻す」を一つにまとめることが可能。ただし、こちらも、ファイルのコピーによるバックアップや、変更履歴の記録の方が活用しやすいと思う。
以上、WordのVBA実行後も「元に戻す」は可能だが、変更履歴の記録が便利という備忘録でした。