Excelで重複しているデータを削除するとき、「データ」タブの重複削除とPower Queryでの重複削除では、残すデータの仕様に違いがあります。
具体的には、Excelの「データ」タブの重複削除は、リスト内で最初に出現する値が保持されるとなっています。
一方、Power Queryの「重複削除」では、一連の重複の最初のインスタンスが選択されるという保証はないとなっており、リスト内で最初に出現する値が保持されるとは限らないようです。
この回避策として、 (Table.Buffer を使用して) データをバッファリングすることを推奨されています。
Table.Bufferは、テーブルバッファーを使用せずにステップ構築後、対象のステップをTable.Bufferで囲みます。
例:
修正前: = Table.Distinct(フィルターされた行, {"Data.Column1"})
修正後: = Table.Distinct(Table.Buffer(フィルターされた行), {"Data.Column1"})
Table.Bufferの説明は次のとおりです。
以上、ExcelとPower Queryでの重複削除の違いがあるので注意が必要でした。