Power QueryのList.FirstNとTable.FirstN、LastNなどの関数は、リストやテーブルから最初(LastNの場合は末尾)のN個の要素を取得するために使用します。
これらの関数の第二引数countOrConditionは、数値または条件を指定できます。
数値を指定した場合は、単純に最初(LastNの場合は末尾)のN個の要素が返されます。条件を指定した場合、「検索開始時から検索条件が満たされる要素が連続している間」が対象となります。検索条件を満たさない要素が見つかったら、それ以降の要素は無視されます。
例えば、List.FirstNの説明ページは以下です。
上記で説明されているとおり、
使用方法
List.FirstN({3, 4, 5, -1, 7, 8, 2}, each _ > 0)
出力
{3, 4, 5}
であり、”-1”より後ろにある{7, 8, 2}は抽出されません。
また、最初の要素が条件を満たさない次の場合は、何も返されません。
使用方法
List.FirstN({3, 4, 5, -1, 7, 8, 2}, each _ > 3)
出力
なし
以上、Power Queryで、List.FirstNやTable.FirstNのcountOrConditionで条件を指定した場合、「検索開始時から検索条件が満たされている間まで」が対象になるという備忘録でした。
なお、以下の事例はTable.FirstNを使用しています。