shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Power Query】List.FirstNやTable.FirstNのcountOrConditionの理解

Power QueryのList.FirstNとTable.FirstN、LastNなどの関数は、リストやテーブルから最初(LastNの場合は末尾)のN個の要素を取得するために使用します。

これらの関数の第二引数countOrConditionは、数値または条件を指定できます。

数値を指定した場合は、単純に最初(LastNの場合は末尾)のN個の要素が返されます。条件を指定した場合、「検索開始時から検索条件が満たされる要素が連続している間」が対象となります。検索条件を満たさない要素が見つかったら、それ以降の要素は無視されます。

 

例えば、List.FirstNの説明ページは以下です。

learn.microsoft.com

 

上記で説明されているとおり、

使用方法

 List.FirstN({3, 4, 5, -1, 7, 8, 2}, each _ > 0)

出力

 {3, 4, 5}

であり、”-1”より後ろにある{7, 8, 2}は抽出されません。

 

また、最初の要素が条件を満たさない次の場合は、何も返されません。

使用方法

 List.FirstN({3, 4, 5, -1, 7, 8, 2}, each _ > 3)

出力

 なし

 

以上、Power Queryで、List.FirstNやTable.FirstNのcountOrConditionで条件を指定した場合、「検索開始時から検索条件が満たされている間まで」が対象になるという備忘録でした。

 

なお、以下の事例はTable.FirstNを使用しています。

shikumika.org