Excelの計算結果をチェックする目的で、数式と計算結果を並べて表示や印刷したい場合、数式を文字列として表示するFORMULATEXT関数が便利です。
Excelの数式メニューにある「数式の表示」や、ショートカットキー「Ctrl+Shift+`」で、数式表示の有無を切り替えは可能だが、シート内の全てが対象で、数式か計算結果の一方だけの表示となる。
一部のセルだけ、計算結果ではなく数式をそのまま表示したいケース、数式と計算を並べて同時に表示したいケースでFORMULATEXT関数が有効です。
具体的なアウトプットイメージは次のとおりです。
この事例では、E列はFORMULATEXT関数を使用して、D列のセルを参照し、数式をそのまま文字列として表示しています。
今回は簡単な事例ですが、シート名やセル範囲を参照している数式では、適切に範囲指定ができているかの確認が重要です。
FORMULATEXT関数は、このように数式内容の一部をチェックしたい時に便利です。
また、取得した文字列から、さらに値を抽出する場合は次のTEXTBEFORE関数やTEXTAFTER関数も便利です。
以上、Excelの計算結果をチェックする目的で、数式と計算結果を並べて表示や印刷したい場合に活用できるFORMULATEXT関数でした。