shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Power Automate】ユーザーが選択したフォルダ内のファイルを順番に処理する事例

Power Automate Desktopで、ユーザーが指定フォルダを選択し、当該フォルダ内のExcelファイルを順番に処理する事例。

内容:

事例の前提

複数ブックの値を抽出する次のサンプルは、フォルダを固定で指定した事例でした。

汎用性を高める事例として、このサンプルをベースにフォルダーの選択ダイアログを表示させるフローに修正する。

shikumika.org

作成手順

基本のフロー(修正前のフロー)

特定フォルダにあるExcelファイルからセルの値を取得例

基本のフロー
「フォルダーの選択ダイアログを表示」の挿入

「フォルダー内のファイルを取得」の前に、「フォルダーの選択ダイアログを表示」を挿入する。

「フォルダー内のファイルを取得」の前に挿入

フォルダーの選択ダイアログを表示

設定画面は次のとおり。「ダイアログの説明」はダイアログを表示した時の追加説明文を適当に入力する。事例では「処理対象のフォルダを指定してください。」としている。

次の手順で使用するたえ、変数名を確認しておく。

ダイアログは「処理対象のフォルダを指定してください」と入力例

「フォルダーの選択ダイアログを表示」の設定画面
「フォルダー内のファイルを取得」のフォルダー欄に変数を指定

「フォルダー内のファイルを取得」ステップを編集画面にし、フォルダー欄を前述の「フォルダーの選択ダイアログを表示」 で生成された変数に変更する。

前述手順で生成された変数に変更

「フォルダー内のファイルを取得」の設定例

以上、Power Automate Desktopで、ユーザーが指定フォルダを選択し、当該フォルダ内のExcelファイルを順番に処理する事例でした。