Wordを使っていて「あのショートカットなんだっけ?」と手が止まること、ありませんか? 特定の業務でしか使わないショートカットや、自分で作成した独自のショートカットは、つい忘れてしまいがちです。
今回は、そんな悩みを解決する「自分専用ヘルプウィンドウ」をVBAで作成する事例です。
よく使う機能やショートカットを一覧表示し、忘れたときにすぐに確認できます。例えば「Ctrl+Bで太字」などの基本操作から、「段落整形」「コメント挿入」など業務で頻出する機能まで、自分の使い方に合わせてカスタマイズ可能です。
このマクロは、Wordの標準テンプレート「Normal.dotm」にコードを保存することで、すべての文書で利用可能になります。Excelの場合も個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)を活用すると他のブックでも利用可能です。
内容:
確認のWordは「Microsoft® Word for Microsoft 365 MSO」 (バージョン 2510)です。
アウトプットイメージ
たまに活用したいが忘れがちなショートカットの一覧を次のようなメッセージボックスで表示します。
このマクロは、よく使うショートカットだけをMsgBoxで一覧表示するシンプルな仕組みです。

VBAサンプル
VBAのサンプルは次のとおりです。
VBAエディター(Alt + F11)で「Normal」プロジェクトにマクロを追加します。
Sub ショートカットリスト()
Dim ショートカット As String
ショートカット = "よく使うショートカット一覧:" & vbCrLf & vbCrLf & _
"Ctrl + B :太字(Bold)" & vbCrLf & _
"Ctrl + I :斜体(Italic)" & vbCrLf & _
"Ctrl + U :下線(Underline)" & vbCrLf & _
"Ctrl + Z :元に戻す(Undo)" & vbCrLf & _
"Ctrl + Y :やり直す(Redo)" & vbCrLf & _
"Ctrl + S :保存(Save)" & vbCrLf & _
"Ctrl + P :印刷(Print)" & vbCrLf & _
"Ctrl + F :検索(Find)" & vbCrLf & _
"Ctrl + H :置換(Replace)"
MsgBox ショートカット, vbInformation, "Word ショートカット一覧"
End Sub
ショートカットの追加や応用ポイント
新しいショートカットを追加したい場合は、「& vbCrLf & _」を含めて新しい行を1つ追加するだけです。
たとえば「Ctrl + N:新規作成」を追加するなら、次のように書きます。
"Ctrl + H :置換(Replace)" & vbCrLf & _
"Ctrl + N :新規作成(New)"
なお、最後の行には「& vbCrLf & _」をつけずに閉じるのがポイントです。これで構文エラーを防げます。
このマクロは、MsgBoxで一覧表示するだけのシンプルな仕組みですが、UserFormを活用するとクリックして実行なども可能です。
以上、Wordでよく使うショートカットを「自分専用ヘルプウィンドウ」として表示させる方法でした。
なお、Excelのマクロを他のブックでも利用したいときは、個人用マクロブック(PERSONAL.XLSB)やExcelアドインを利用します。