Windowsでファイルやフォルダーを右クリックして表示される「送る」機能は、定型のファイルコピーや移動、BATファイルによる自動化処理などを効率的に実行できます。
内容:
1.「送る」メニューとは?
「送る」メニューは、エクスプローラーで右クリックした際に表示されるメニューの一部です。この機能を使うと、選択したファイルを特定の場所にコピーや移動をしたり、アプリケーションで開いたりができます。
デフォルトでは限られた項目しか表示されませんが、簡単な操作で項目を追加することができます。
以下は、ファイル選択後に「右クリック」-「その他のオプションを確認」-「送る」をクリックした状態です。この事例では、ファイルをコピー保存したいフォルダ「保存」をカスタマイズで追加しています。
2.カスタマイズの手順
以下の簡単な手順で、「送る」メニューをカスタマイズできます。
(1)ショートカットを作成する
最初に、「送る」メニューに追加したいフォルダやアプリケーションのショートカットを作成します。。例えば、頻繁に使う「ドキュメント」フォルダなどのショートカットを作成します。
(2)Windowsの「SendTo」フォルダを開く
「SendTo」フォルダにショートカットを配置することで、「送る」メニューに項目を追加できます。
「SendTo」フォルダは、エクスプローラーのアドレスバーに「shell:sendto」
を入力して Enter キーを入力で表示できます。
または、[Windows]キー + [R]キーを押して「ファイル名を指定して実行」画面を開き、「shell:sendto」を入力して表示することもできます。
(3)「SendTo」フォルダにショートカットを保存
表示された「SendTo」フォルダに、作成したショートカットをコピー等で保存します。
以下は、「保存」フォルダのショートカットを追加した事例です。
(4)設定の確認
以上で設定完了です。右クリックメニューの「送る」を確認すると、先ほど追加した項目が反映されます。
追加した「送る」メニューが不要になった時は、前述の「SendTo」フォルダで、ショートカットを削除します。
3.「送る」メニューで、ファイルの移動
「フォルダ」のショートカットを追加した場合、「送る」メニューで「フォルダ」を選択すると、そのフォルダにコピーされます。
移動したい場合は、「送る」メニューを選択後、Shiftキーを押しながら「フォルダ」を選択します。
以上、Windowsの右クリック「送る」メニューにショートカットを追加して効率アップする方法でした。