Teamsの利用が増えてくると「情報が多すぎて大事な情報が埋もれる」、「必要な情報を見つけるのが難しい」などが課題になることが多々あります。以前のTeamsには「このメッセージを保存」という機能がありましたが、現在のTeamsにありません。
そのため、代替案としてMicrosoft アプリのPlanner(タスク/To Do)を利用することが推奨されているので、活用方法の備忘録です。
内容:
- 確認のMicrosoft Teamsのクライアントのバージョンは25060.205.3499.6849です。
- Plannerは Microsoft 365 の一部です。Microsoft 365 サブスクリプションのユーザーが利用できます。
- 組織用アカウントのTeamsで活用する方法で、個人用アカウントでは利用できません。
メッセージ保存の推奨はPlanner
公式ページによると以下記載があります。現状Plannerとタスク/To Doが統合されて連携しているので、TeamsからはPlannerアプリで利用します。
新しい Teams に切り替えた後、保存機能の代替として使用できる Microsoft およびサード パーティ製のアプリケーションがいくつかあります。
Microsoft アプリ:
・タスク/To Do
・Planner
(後略)
Plannerを活用したTeamsのメッセージ保存と確認イメージ
(1)メッセージから「Plannerタスクを作成」をクリック
Teamsのメッセージの三点リーダーから、「Plannerタスクを作成」をクリックします。
(2)保存内容を確認し、「タスクの追加」をクリック
上記(1)の結果、選択していたメッセージの内容と、リンク先情報がメモ欄に記載されたタスクが作成されます。
必要に応じて、タイトル変更やメモを少し追記すると便利です。
作成場所は「プライベートタスク」が自分だけがアクセスできる場所なので、Plannerに慣れるまではこの場所を指定し、「タスクの追加」をクリックします。
Plannerに慣れてきたら別途保存用の場所を作成し、指定場所に保存することも有効です。
(3)保存したメッセージを「Planner」で確認
保存したメッセージは、Teams内でタブとして追加できる「Planner」で確認します。
以下は、「Planner」の画面で「自分のタスク」に保存したメッセージが一覧表示されている状態です。
詳細をクリックすると、メッセージの内容も確認できます。
なお、上記は手順(2)で「プライベートタスク」に保存したので、「自分のタスク」に表示されています。
(4)メッセージ詳細を開き、Teamsのリンクを開く
メッセージ詳細を開くと下記画面になります。保存していたメモ内容(メッセージ内容と、Teamsメッセージのリンク)が表示されます。
この画面からTeamsのメッセージをURLで開く場合は、リンク先URLがハイパーリンクになっていないため、一旦、リンク先URLの最後でEnterキーを押します。
これにより、次のようにリンク先URLがハイパーリンクに変わるので、クリックで開くことができます。
(5)「Planner」の一覧画面で処理済みや削除の実施
保存していたメッセージを確認し、作成したタスクが不要になったら、Plannerの機能でタスクを処理済み(タスクを完了済みとしてマーク)にして一覧から非表示にしたり、タスクを削除します。
参考情報
「Planner」タブがない場合の対応
Teamsに「Planner」タブがない場合は、アプリを追加します。
追加の詳細は、以下でご確認ください。TeamsのタブでPlannerをピン止めしてタブの位置も上側にしておくと便利です。
保存用の「あとで読む」というプランを作成した情報整理
Plannerに慣れてきたら別途保存用の場所を作成し、指定場所に保存する運用がしたいときは、次のように「あとで読む」というプランを作成した運用も可能です。
Plannerの活用状況によりますが「あとで読む」だけのプランを作成したり、タスクとして管理したりします。
PowerAutomateを活用したメッセージ保存の事例
現状はPlannerの活用が設定も簡単な印象ですが、過去に次のPowerAutomateの方法も紹介しています。メッセージ保存後に追加処理がある場合などは、PowerAutomateを使う方法も有効です。
Outlook・To Do・Planner・Teamsの連携イメージ
TeamsとPlannerの関係など全体像を以下に記載しています。
あとで読みたいメッセージをプライベートタスクに保存した場合も、PlannerからOutlookへの予定表には反映されないので、「自分のタスク」の中で管理できます。
以上、Microsoft Teamsで、あとで読みたいメッセージを効率的に保存・管理する方法(Plannerの活用)でした。
Outlook含め Microsoft 365 の利用環境なら、Plannerを活用することが全体最適になりそうです。