PowerPointで、特定のページ番号(スライド番号)をスキップして途中をカウントしたくない時があります。その目的は、配付用資料を作成するとき、映写用スライドの番号とページ番号を一致させる必要があるケースです。
例えば、「途中の3ページ目は映写用には含めたいが、配付用には含めたくない。また、3ページ目の番号もスキップしたい」というような状況です。
PowerPointでは、ページ番号を途中から振り直したり、セクションごとにページ番号を設定することはできないようです。
そのため、ページ番号を一つずつ手入力とするか、代替案として「目的別スライドショー」を使う方法も有効です。
確認のPowerPointは「Microsoft® PowerPoint® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2404)です。
内容:
実施手順
「目的別スライド ショー」について、Microsoft サポートの説明ページは以下です。
つまり、スライドの映写順序を設定できる機能です。
配布資料に含めたくないページは、PowerPointの最後のスライドに移動し、「目的別スライドショー」で、必要な順序で表示させます。
これによって、配付用資料と映写用スライドの番号とページ番号(スライド番号)を一致させることができます。
ただし、元スライドのページ数が多い時や、配布資料に含めたくないページが多数ある場合は設定が煩わしいこともあります。
以降は、補足の手順です。
「目的別スライドショー」の新規作成
「スライドショー」タブで、「目的別スライドショー」をクリックして設定画面を起動します。
スライドショーの順番を設定
下図のように、スライドショーの表示したい順に設定します。
まとめて選択ができないため、一つずつチェックする必要なのが手間です。
基本の設定は以上です。
「目的別スライドショー」を既定表示にする
「スライドショー」の開始時(F5キーを押したとき)、常に設定した「目的別スライドショー」にしたい場合は以下の設定をします。
- 「スライドショー」タブで、「スライドショーの設定」をクリックします。
- 「スライドショーの設定」画面でスライドの表示を設定した「目的別スライドショー」に変更します。
以上、PowerPointでページ番号をスキップして途中をカウントしたくない時の対応例でした。