
PowerPointで資料を作成するとき、
「過去の資料からグラフの画像をコピペしたけど、タイトルやカテゴリ名だけ少し変えたい」 「でも元のExcelデータがどこにあるか分からない!」
といったことはないでしょうか。
結局、画像の上にテキストボックスを被せて、元の文字を無理やり隠して修正する…といった力技で修正することも多いのではないでしょうか。
実は最近のPowerPoint(および関連するMicrosoft DesignerのAI機能)では、画像として貼り付けたグラフや図表の中の文字を、そのまま直接編集できる機能が搭載されています。
今回は、そんな資料作成の効率化に活用できる「画像内のテキスト編集機能」の紹介です。
内容
確認のPowerPointは「Microsoft® PowerPoint® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2603)です。
「画像の編集」機能を使うと、AIが画像の中にある文字を自動認識
編集したい画像の選択後に表示される図の形式メニューの中に「画像の編集」や「背景の削除」というメニューがあります。

例えば、画像になったグラフを選択し、「画像の編集」をクリックすると、次の画面が表示されます。

一見するとただのグラフ画像ですが、上部に「補正」「背景」「領域の選択」「テキスト」といったメニューが並んでいます 。
そして右下には「テキストの編集」ボタンが表示されます。
この機能を使うと、AIが画像の中にある文字(「グラフ タイトル」や「カテゴリ1」「系列1」など)を自動的に認識してくれます 。そして、なんと画像内の文字を直接タイピングして書き換えることができるようになります。
文字のフォントや背景の透過具合もAIが自然に処理してくれるため、後からテキストボックスを上に乗せたような不自然さがありません 。
なお、この事例では背景が黒色になっていますが、「背景」を選択して色を指定することで「白色」の背景にすることも可能です。

使う時の注意点
とても便利な機能ですが、いくつか知っておきたいポイントもあります 。
- インターネット接続が必須 この機能はクラウド上のAI処理を利用しているため、オフライン環境では利用できません。インターネットに未接続の状態だと「No internet connection (This feature requires internet connection to work. Check your connection and try again.)」というエラーメッセージが表示されてしまいます。
- AIクレジットの消費 画面右下にも「生成には 1 AI クレジットが使用されます。」と表示されている通り、この機能は高度なAI処理を利用するため、アカウントに付与されているAIクレジットを消費する仕組みになっています 。
- AI生成コンテンツの特性 画面下部に「AI生成コンテンツは間違っている可能性があります。画像を更新すると、すべての変更をまとめて元に戻すことしかできません」と注意書きがあります。
Microsoft Designerについて
今回紹介した画像内の文字を直接編集する機能は、Microsoftが提供するAIデザインツール「Microsoft Designer」の技術を利用しているようです 。
Microsoft Word や Microsoft PowerPoint などの Microsoft アプリを使用している場合は、Designerでテキスト説明だけを使用して一意の画像を作成します。
出典:
Microsoft Designerは、Microsoft フォトアプリやwebから利用します。
Designer で画像を編集する - Microsoft サポート
まとめ
これまで「元データを探す」「テキストボックスで隠す」といった無駄な時間を取られていた作業が、この「テキストの編集」機能を使えば一瞬で解決します 。
特に、昔の資料を再利用する際や、PDFからスクリーンショットで切り抜いてきた図表を少し手直ししたい時などに絶大な威力を発揮します 。
以上、PowerPointで画像内の文字を直接編集!Microsoft Designer機能の活用でした。