SharePointリストの進化形と言われる「Microsoft Lists」は、Excelによるリスト管理を効率化できる可能性があります。
簡易なデータベースアプリというイメージなのでリレーションシップも簡易的なものですが、ルックアップ列(参照列)を使用してリスト リレーションシップを作成することが可能です(一部の列に対応)。
内容:
ルックアップ列(参照列)について
「列の追加」で”参照”という「あるリストの列を別のリスト列の選択肢にする」という種類の列を追加可能です。参照列を設定し、当該の選択肢を指定すると、他のリストへのリンクが可能です。
具体的な仕様は以下です(Microsoft 365 の SharePointリストなども同じ)。
リレーションシップが可能な列の種類
上述の具体的な仕様をみると、使用できる列の種類は以下でした。
- 1 行テキスト
- 数
- 日付と時刻に関する数式
- 参照 (単一値)
ただし、「参照 (単一値)」での利用方法が不明でした。参照で指定することができなかったので利用できる場面は限られているようです。
その反対ではありますが、「使用できない列」の種類は多く、次のとおりです。
このような仕様なので、リレーションシップの用途は限られます。
- 複数行テキスト
- 選択肢
- 集計
- ハイパーリンクまたは画像
- ユーザー設定の列
- 参照 (複数値)
- 担当者
- Yes/No
- 通貨
なお、添付ファイルも使用できません。
簡易的に2つのリストをレコード番号などのキーとなる値でつなげたいという場面や、選択肢を別リストから参照したい場面で使えそうです。
使用できる列の種類は少ないですが、複数の1行テキストを参照することは可能です。集計値として選択肢を1行テキストにして表示する方法もあります。
Microsoft Listsの使い方のポイントは以下でまとめています。
以上、Microsoft Listsのルックアップ列で、リスト リレーションシップの作成でした。