Microsoft Listsは簡易なデータベースアプリとして、Excelで一覧管理していた業務を効率化できる可能性があります。
今回は、グループ化の機能で、グループ別に集計や並び替え、マスターデータと履歴データでのリレーションシップをした表示例です。
内容:
Microsoft Listsとは
Microsoft Listsの使い方のポイントについて、基本と活用時の注意点は以下です。
グループ化の表示例
グループ化を活用すると、「グループビュー」で一覧表(下図の上側)をグループ別にまとめられたわかりやすい一覧表(下図の下側)に変更できます。
下図の事例では、「商品名」でグループ化し、「数量」をグループ別に合計、「OrderDate」の日付を新しい順に並び替えをしています。フィルター処理を組み合わせた使用も可能です。
グループ化の詳細は次のとおりです。
マスターデータと履歴データでのリレーションシップ例
この事例では「参照列」を使用し、履歴データ(TransactionData)の登録時にマスターデータ(MasterData)の「商品コード」を参照するようにしています。
これにより、履歴データの「商品コード」をクリックし、マスターデータの内容が確認可能です。
なお、履歴データの入力イメージは次のとおりです。
参照で、マスターデータを選択します。
今回のリレーションとは反対方向で、マスターデータから履歴データを参照する場合、履歴データを選択する作業性が悪くなります。
この場合の事例は以下に記載しました。
Microsoft ListsはAccessのようなクエリ設定ができません。目的によりますが「1対多」のリレーションシップの場合、今回のように「多」側でグループ化すると作業性が改善される印象です。
以上、Microsoft Listsでグループ化の表示例(集計や並び替え含む)でした。