Excelの作業効率化で自分の作業にあったショートカットキーがない時、「クイックアクセスツールバー」を利用すると「ALT+数字」の独自ショートカットキーを作成できます。
「クイックアクセスツールバー」に登録できる操作はショートカットキーに登録可能で、「新しいウィンドウを開く」を事例に説明します。
内容:
なお、確認のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2503)です。
アウトプットイメージ
「クイックアクセスツールバー」に登録されている順に、「ALT+数字」で実行できます。
「ALT」キーを押すと、割り当ての数字が表示されます。
- 「ALT」キーの後、該当の数字を押す
- 「ALT」キーを押しながら、該当の数字を押す
のいずれでも実行可能です。
また、実施作業に応じて、必要であれば「クイックアクセスツールバー」の登録順を変更します。
クイックアクセスツールバーの基本
クイックアクセスツールバーとは、よく使う機能やコマンドなどへのショートカットのコレクションです。
設定方法は次のとおりです。
- クイックアクセスツールバーの横にある矢印アイコンをクリックする。
- 表示されたメニューから「その他のコマンド」を選択する。
- 表示されたウィンドウで、追加したいコマンドを選び、「追加」をクリックする。
- ショートカットキーの数字に割り当てしたい順に変更し、「OK」で確定する。
下図(クイックアクセスツールバーの設定画面)は、「新しいウィンドウを開く」が1番目に設定されている事例です。
この場合、「ALT+1」で「新しいウィンドウを開く」が実行できます。
参考情報
Excel のキーボード ショートカットの一覧
Excel のキーボード ショートカットの一覧は以下です。
2つの画面を並べて表示、比較することが多いときの操作例
2つの画面を並べて表示、比較するとき、Excelの標準機能にある「整列」も便利ですが、画面の選択やサイズ変更が手間なときもあります。
その場合は、今回の事例のショートカットによる実行の後、Windowsの「スナップ機能」を組み合わせて、
- 「Windows(ロゴのキー)」+「Z」で、スナップ ポップアップの表示
- 番号の選択
を続けて実行するのも便利です。
ただし、この方法はExcelの「整列」機能にある「同時にスクロール」のようなことはできません。
以上、Excelで独自のショートカットキーをクイックアクセスツールバーで作成する方法でした。
なお、Wordの場合は、クイックアクセスツールバーだけでなく、「リボンのユーザー設定からショートカットキー」を作成可能で、「ALTキー+数字」以外の設定ができます。