Excel で選択しているセル(アクティブセル)の行や列のデータを確認しながら作業をする際、選択中のセル(行と列)を強調表示することでミス防止や作業効率を向上させる方法です。
内容:
なお、確認のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2503)です。
アウトプットイメージ
選択中のセル(行と列)を強調表示のアウトプットイメージは次のとおりです。
「セルにフォーカス」機能で、アクティブセル、アクティブ行、アクティブ列に色がついています。これにより、アクティブセルが見やすくなり、同じ行と列のデータを容易に識別できます。
なお、この機能が利用できるExcelはMicrosoft 365です。
利用方法
利用方法は、「表示」タブで、「セルにフォーカス」ボタンを選択して、表示のオンオフを切り替えるだけです。
頻繁にオンオフを切り替えたい場合は、「クイック アクセスツールバー」に「セルにフォーカス」を設定が便利です。
注意点
1.利用できるExcelはMicrosoft 365
現時点で利用できるExcelはMicrosoft 365で、Windowsの場合はバージョン2410(ビルド18118.20000)以降、Macの場合はバージョン16.91(ビルド24109300)以降(バージョン2503)となっていました。
2.強調表示は対象のウインドウを選択状態時のみ
また、複数のウインドウで作業するとき、選択しているウインドウ(アクティブウインドウ)の時のみ強調表示されます。他のウインドウを選択すると強調表示はなくなります。
複数ウインドウでも強調表示を維持したい場合、現状の方法では条件付き書式でCELL関数を組み合わせる方法しかなさそうです。
編集したアクティブな行を書式設定する場合の「条件付き書式の数式例」
=CELL("ROW")=ROW()
以上、Excelで選択しているセルを強調表示し、わかりやすくする方法でした。