Excelでデータを集計する際の「条件付きカウント」の事例です。COUNTIF関数で文字列のみ、空白以外、空白のみのカウントや、SUMPRODUCT関数とISNUMBER関数を用いて数値のみをカウントする事例です。
内容:
なお、確認のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2506)です。
目的別の数式例
セルA3からA12 に値がある表での数式例は次のとおりです。
| 目的 | 数式 | 説明 |
|---|---|---|
| 文字列だけをカウント | =COUNTIF(A3:A12,"*") | 任意の文字列が入っているセル。数値を除く。 |
| 空白でないセルをカウント | =COUNTIF(A3:A12,"<>") | 何かしらの値があるセル |
| 空白セルをカウント | =COUNTIF(A3:A12,"=") | 空欄のセル |
| 0以上の数値をカウント | =COUNTIF(A3:A12,">=0") | 正の数とゼロ |
| 文字列以外のセルをカウント | =COUNTIF(A3:A12,"<>*") | 数値や日付など(やや不正確) |
| 空白でなく文字列でないセル | =COUNTIFS(A3:A12,"<>*",A3:A12,"<>") | 数値・日付など |
| 数値のみを正確にカウント | =SUMPRODUCT(--ISNUMBER(A3:A12)) | 数値(整数・小数・日付) |
なお、画面イメージは次のとおりです。

数式の説明
1. =COUNTIF(A3:A12,"*")
意味:文字列が入っているセルの数をカウント
* はワイルドカードで「任意の文字列」を意味します。
数値や空白はカウントされません。
例:名前や商品名など、文字が入力されているセルを数えるときに便利。
2. =COUNTIF(A3:A12,"<>")
意味:空白でないセルの数をカウント
<> は「空白でない」という意味。
文字列・数値・日付など、何かしらの値が入っていればカウントされます。
3. =COUNTIF(A3:A12,"=")
意味:空白セルの数をカウント
"=" は「空白と等しい」、つまり空白セルを対象にします。
データが未入力のセルを確認したいときに便利。
4. =COUNTIF(A3:A12,">=0")
意味:0以上の数値が入っているセルの数をカウント
数値のみが対象。文字列や空白は除外されます。
0も含まれる点に注意。
5. =COUNTIF(A3:A12,"<>*")
意味:文字列でないセルの数をカウント(ただしやや不正確)
"<>*" は「任意の文字列ではない」という意味。
ただし、Excelではこの条件が完全に文字列以外を判定するわけではないため、曖昧な結果になることがあります。
6. =COUNTIFS(A3:A12,"<>*",A3:A12,"<>")
意味:空白でなく、かつ文字列でないセルの数をカウント
2つの条件をANDで組み合わせたもの。
実質的には「数値や日付が入っているセル」をカウントするのに近い動作。
7. =SUMPRODUCT(--ISNUMBER(A3:A12))
意味:数値が入っているセルの数をカウント(最も正確)
ISNUMBER は「数値かどうか」を判定。
-- は TRUE/FALSE を 1/0 に変換するためのテクニック。
SUMPRODUCT で合計を求めることで、数値セルの件数を取得。
以上、Excelでデータを集計する際の「条件付きカウント」の事例でした。