2026年4月、Microsoft ExcelのAI機能「Copilot」が進化し、「数式を教えてくれる」「データの傾向を教えてくれる」といった アドバイザー 的な存在から、自ら手を動かして作業を完結させる 「実務担当(エージェント)」 の機能が強化されています。
ライセンス状況により実施回数に制限がありますが、AIで、質問と回答を得てコピー&ペーストから、直接シートを編集し、複数の手順が必要な複雑な作業も一気に代行してくれます。
内容:
なお、確認のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2604)です。
機能の概要
新しい編集機能としてチャット/編集スイッチャー、計画モードでのステップバイステップの推論(ワークブックの更新前に確認)、変更箇所の把握、Copilotから直接Pythonの活用などが可能です。
参考情報:What's New in Excel (April 2026) | Microsoft Community Hub
実際の操作イメージ
1.「ホーム」-「Copilot」をクリックして起動
「Copilot」をクリックして起動すると、入力欄の上に、新しく切り替えスイッチがあります(下図は、「編集を許可する」の状態)。

「編集を許可する」をクリックすると、以下を選択できます。
- 編集を許可する(Copilotはドキュメントを直接編集できます)
- チャットのみ(Copilotはチャットでのみ応答します)
- 計画(編集する前に計画を立てます)
「計画」は、執筆時点ではWeb版のみでした。

2.作業内容の指示
Copilotに実施させたい編集内容を記載します。
この事例ではレイアウト調整として、
「B列とC列について、セルの値が一つ上のセルと一致する場合はセル結合をしてください。」
という指示をCopilotに与えています。
Excelでは集計や分析を考慮すると、セル結合を行わないことが一般的に推奨されています。一方で、アウトプット用のデータとして体裁を整える目的で、あえてセル結合を行いたい場面もあります。
そこで今回は、そのようなケースにおいてCopilotでセル結合を含むレイアウト調整が実施できるかを試してみました。

アウトプット例
今回は新たなシートが作成され、セルが結合されました。直接編集する場合もあるので、既存シートをコピーして実施など、具体的な指示をした方が確実です。

注意事項
バックアップ
Copilotが直接ファイルを編集します。そのため、慣れるまでは事前に「ファイルのコピー」を作成するなど、バックアップをとったうえで実行することを推奨します。
なお、Copilotによる編集内容は Excelの「元に戻す」操作で取り消すことも可能です。
回数制限
ライセンス状況によりCopilotの実施回数に制限があり、有料のライセンスがないとすぐに上限に達します。
利用上限に達すると、以下のメッセージが表示されます。
「今日の上限に達しました 明日もう一度お試しいただくか、優先アクセスをご希望の場合はアップグレードを検討ください。」

以上、ExcelのCopilotは「相談相手」から「実務担当」へと機能強化が進んでいます。 ライセンス状況により実施回数に制限があるものの、ドキュメントを直接編集できるエージェントモードにより、これまで以上に業務効率化を図りやすい環境が整ってきています。