shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

【Excel】条件付き書式を使って2つのシートの違いを比較する方法

Excelで2つのシートを比較し、同じセル位置にある値が異なる場合、そのセルに色を付けて違いをわかりやすくする方法です。

内容:

なお、確認のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2504)です。

アウトプットイメージ

Excelの条件付き書式の機能を使って、下図のように同じセル位置にある値が異なる場合、そのセルを黄色にします。

同じセル位置にある値が異なる場合、そのセルを黄色にしている

条件付き書式を使った2つのシートの違いを比較イメージ

設定手順

シートの準備

比較したい2つのシートを一つのファイル(ブック内)に準備します。

この事例では、シート「今回分」とシート「前回分」で、「今回分」に色を付けるとします。

条件付き書式の設定
  1. シート「今回分」を選択し、比較したい範囲を選択します。

    差異を確認して色塗をする対象範囲を選択しています

    比較したい範囲の選択イメージ
  2. 「ホーム」タブの「条件付き書式」をクリックし、「新しいルール」を選択します。
    「指定の値を含むセルだけを書式設定」を選び、次のように設定します。
    ・セルの値を「次の値に等しくない」にする。
    ・比較する対象のシートのセル位置を選択する。
     (セル位置は、$マークをなくした相対参照とする)
    ・書式をクリックして、セルの色を指定する。
    1.  

今回分で比較したい左上端に対応する「前回分」のセルを選択し、相対参照にしている

条件付き書式の設定イメージ

設定後、「OK」をクリックして、条件付き書式を適用すると冒頭のアウトプットのとおりとなります。

なお、この事例で②の箇所、

=前回分!A2

は、手順1で比較したい範囲に設定した左上端に対応する「前回分」のセル位置を選択し、$記号を削除、相対参照にしています。

相対参照とすることで比較したい範囲で、それぞれ対応するセル位置の値と比較します。

以上、Excelで条件付き書式を使って2つのシートの違いを比較する方法でした。

なお、条件付き書式を使う方法は、同じブック内でしか実施できません。

異なるブックで、セル位置も異なる場合の比較事例として、次のようなVBAを利用した方法もあります。

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