Webブラウザで文章を入力するとき、書式なしでテキストだけを反映させたい場面が時折発生します。Windows環境のEdgeやChromeでは、Ctrl+Shift+Vを押すだけで「値貼り付け(プレーンテキストとして貼り付け)」ができるため、便利に使っている方も多いはずです。 ところが最近Microsoft CopilotのWebページやアプリで、このショートカットを使おうとすると、テキストは貼り付けられず、画面左側のナビゲーションバー(サイドバー)の表示が切り替わるようになりました。今回はその原因と、値貼り付けをする方法を調べた備忘録です。
内容:
動作確認は、2026年6月時点のM365 Copilot (Basic) のWebブラウザ版とアプリです。WebブラウザはMicrosoft Edgeです。
なぜナビゲーションバーが切り替わるのか
公式の情報でショートカットキーの割り当て情報を探すことできませんでした。 所有の別PCでも同様の動作になったので、Ctrl+Shift+Vに類するキー操作がナビゲーションバーの開閉操作に割り当てられている(または何らかの更新で上書きされている)ようです。
なお、個人向けの無料版(copilot.microsoft.com)は「Ctrl+Shift+V」で値貼り付けが可能でした。 職場向けのMicrosoft 365ライセンスで利用できるCopilot(m365.cloud.microsoft)だけ、ナビゲーションバーの開閉操作に割り当てられていました。
対処法:確実に値貼り付けを行う方法
Copilotの設定画面を探しましたが、ショートカットキーを設定できる画面が見つかりませんでした。 そのため、基本の対処方法としてはキーボードショートカットを使わず、右クリックメニューなどから「プレーンテキストとして貼り付け」(または「書式なし貼り付け」)を選択するしかないようです。
ショートカットで実施したい場合、Microsoft公式の拡張ツール「PowerToys」を利用できる環境であれば、Advanced Paste(高度な貼り付け)機能のショートカット割り当てを使うと可能でした。
PowerToys Advanced Pasteの設定手順
Advanced Paste クリップボード管理のためのツール PowerToys - Microsoft Learn
- PowerToysをインストールして起動する
- システムトレイのアイコンから「設定」を開く
- 左側のメニューから「Advanced Paste」を選択し、有効化のスイッチをオンにする
- 「プレーンテキストとして直接貼り付けるショートカット」の欄をクリックし、任意のキー(例:Ctrl+Shift+V)を登録する
- 左側のメニューから「全般」を選択し、「外観および動作」内の「起動時に実行」をオンにする

まとめ
確認した動作環境では、以下状況でした。 - M365版Copilot(m365.cloud.microsoft)では、Ctrl+Shift+Vがナビゲーションバーの開閉に割り当てられており、値貼り付けのショートカットとしては機能しません。 - 個人向け無料版(copilot.microsoft.com)では、Ctrl+Shift+Vで値貼り付けが可能です。 - 最も手軽な回避策は、右クリックメニューから「プレーンテキストとして貼り付け」を選ぶ方法です。 - ショートカットキーで操作したい場合は、PowerToysの「Advanced Paste」機能でキーを再登録すると解決します。