Power Query(パワークエリ)のデータソース場所の指定は、標準機能では絶対パスでの指定しかできないようです。
そうなると、データソースとなるファイルの場所を変更した場合、都度変更の手間が発生します。
社外など別環境の人に渡したり、毎月などデータソースの場所を都度変更したい場合など、どのようにデータソースを変更するかで悩みます。
特に、Power Queryに慣れていない人に渡すには、データソースの変更は難易度が若干高い。
その解決方法の一つとして、データソースを相対パスにする方法があります。
なお、相対パスでのフォルダ指定は、セキュリティ面でのリスクも検討必要らしいですが、使い方を限定していれば問題なさそう。
とりあえず、手順のメモと、その他の方法を整理。
まず、相対パスの設定方法として、参考になった情報。
ポイントとなりそうなのは、次の点。
- 読み込む先(Power Queryがあるファイル)と、対象データを同じフォルダ内とする
- Excelの数式で、相対パスの情報(その絶対パス)を抽出し、Excelのテーブルを作成する
- Power Queryの詳細エディターで、上記2の情報を変数として利用する設定をする。(2箇所)
なお、次のような情報もあったので、一応参考に。
要は、上記1の「読み込む先(Power Queryがあるファイル)と、対象データを同じフォルダ内とする」というケースなら問題がなさそう。自分の使い方では、セキュリティのエラー等も発生しなかった。
その他の方法
その他の方法に、相対パスの情報(その絶対パス)を、Excelのテーブルではなく「名前の定義」の機能を使うものもあります。個人的な印象でしかないが、「名前の定義の重複エラーが苦手」なので、とりえず上記のテーブルの機能を使った方法にしようと思います。
なお、データソースの変更は以下で「データソースの設定」で、フォルダ(ファイル)の参照を変更することで簡単にできます。
繰り返しの頻度が少ない場合は、まずはこの方法から。