Excelピボットテーブルで、次のように属性として文字列をそのまま表示した一覧を作りたいときのメモ。「表形式」「小計を表示しない」の設定方法を知っておくと、一覧表が作成しやすい。
例えば、ピボットテーブルの表示方法の設定を変えることで、次のような表示が可能。
なお、この方法は簡易的な方法で、レイアウトの自由度が低い。
「レイアウトの自由度等が高い方法」で文字列を表示したいという場合は、少しだけ操作に慣れが必要だが次の方法が最適。
以下は、「表形式」「小計を表示しない」の設定方法で簡易的に一覧表を作成する手順です。
内容:
作成手順
次の購買履歴のような元データを事例に説明する。
購入の日付、顧客ID、年代、住所、商品IDがあり、顧客ID別に、年度別の購買回数の一覧を作成したいとする。
ピボットテーブルを作成する
①顧客IDと、属性の文字列として表示したい「年代」を行フィールドに入れる
※ 値フィールドでは、上述のPower Pivot の機能などを使用しないと文字列をそのまま表示できない。そのため行フィールドに入れる。
②年を列フィールドに入れる
※ 例えばなので、任意。
③商品IDを値フィールドに入れて、集計を個数にする
※ 購買回数を数えたい目的のためで、他の項目でも可。
一覧形式のレイアウトに変更する
一覧形式にするため、①「デザイン」 ②「レポートのレイアウト」 ③「表形式で表示」をクリックする。
「顧客ID」と「年代」は一行になるが、集計行が表示された状態となる。
①「小計」 ②「小計を表示しない」 をクリック
集計行が非表示となり、一覧形式になる。
「表形式」「小計を表示しない」を既定の設定にすることも可能
ピボットテーブルのレイアウトオプションを変更しておくと、今回紹介した設定を既定にすることもできます。
その他の方法
今回紹介した方法は、簡易的に文字列をそのまま表示する方法。一時的でなく、継続的な利用目的なら最近のExcelに標準で含まれている機能 Power Pivot であれば、スッキリとした一覧表が作成可能。ただし、手順覚えるのに、最初の難易度が少し高い。
ピボットテーブルの補足説明
なお、そもそもピボットテーブルの基本的な部分が不明な場合は、まず以下を確認。