shikumika’s diary

日々の事務作業で手間なことを簡単にできる仕組み(自動化、方法など)、困ったことの解決方法を調べた備忘録

2023-01-01から1年間の記事一覧

【Power Query】クエリの依存関係を把握(ヘルパークエリでの事例)

Power Queryで、複数のクエリが連携している場合、各クエリがどのクエリに依存しているかを視覚的に把握したい時があります。 そのための機能として、Power Queryには「クエリの依存関係」という機能があります。 ファイルを結合するクエリで作成された「ヘ…

データの集計・可視化の操作事例まとめ(主にExcel)

広く利用されているExcel(Power Query含む)などのツールを使って、「データの集計・可視化」を効率的に行う事例をこちらにまとめていきます。 なお、★マークのついた操作は、個人的に便利と感じている操作です。 内容: データの集計 PowerQueryでのカウン…

【Power Query】エディターの [クエリ] ウィンドウでカテゴリに整理

PowerQueryエディターの [クエリ] ウィンドウでは、グループ機能を使用してクエリをカテゴリ別に整理することが可能です。 これは、クエリをフォルダのような構成で管理できますが、動作内容や影響が不明だったので調べた備忘録です。 内容: グループを使用…

【Power Query】ヘルパークエリがある場合のデータソース変更方法

PowerQueryの利用場面で、データソースを変更したいことは比較的多く、【Power Query】データソースの変更方法が基本的な操作です。 他にもデータソースを変更する方法はありますが、ファイルを結合するクエリでヘルパークエリが存在する場合、データソース…

【Excel】図形や線の書式設定の既定を変更する方法

Excelで図形や線の書式を統一したいとき、作成の段階から同じ書式(色や太さなど)にしておきたいことがあります。簡単に、図形や線の書式設定の既定を変更できるので、同じ書式の図や線を作成するときは設定しておくと便利です。 基本の設定 図形や線につい…

データの加工・抽出、管理の操作事例まとめ(主にExcel)

データの加工・抽出、管理の操作はビジネスで重要なスキルですが、様々なツールやテクニックがあります。広く利用されているExcel(Power Query含む)などの便利なツールを使って、データ操作を効率的に行う事例をこちらにまとめていきます。 なお、★マーク…

【Excel】図形の書式を繰り返し貼り付ける方法(Ctrl+Shift+Vの活用)

Excelで図形の書式を繰り返し貼り付けする方法は、Ctrl+Shift+Vも活用すると便利です。ある図形に適用した書式を別の図形に適用したいとき、「書式のコピー/貼り付け」を利用するケースは多いと思います。 そして、繰り返し書式を貼り付ける場合、次のよう…

【Excel】「コネクタ:カギ線」のズレをまっすぐにする方法

Excelの「コネクタ:カギ線」は、業務フロー図の作成などに便利です。しかし、直線となるように配置した図形であっても、まっすぐにならず、微妙なズレがある線となります(下図の左側)。 「コネクタ:カギ線」のズレと解消イメージ コネクタの微妙なズレの…

【Excel VBA】選択しているオートシェイプの図形と同じタイプを一括で選択(複数タイプ可)

VBA

前回、VBAで選択しているオブジェクトと同じタイプを一括で選択する方法を記載しました。この方法は、 一括選択したいオブジェクトのタイプが一つのみで、複数タイプに対応していない オートシェイプの図形の詳細な分類に対応していない という仕様だったの…

Excelで値の貼り付け(書式なし)がCtrl+Shift+Vで可能になった

Excelで値のみ貼り付け(書式なし貼り付け)のショートカットキーはなく、Ctrl+Shift+Vがこれまでは利用できませんでした。 そのため、テキストの内容だけをプレーンテキストとして貼り付けることが手間でしたが、Microsoft365のExcelでバージョン 2308 (ビ…

【Excel VBA】選択しているオブジェクトと同じタイプを一括で選択

VBA

Excelで図形を操作するときに、同じタイプのオブジェクトを一括で選択したい場合があります。例えば、シート内にあるすべての「コネクタ: カギ線」だけを選択したり、「テキスト ボックス」だけを選択して色を変更したいときなどです。 しかし、Excelにはそ…

【Excel】フロー図の線の重なりを簡易的に見やすくする方法

Excelで業務フロー図の作成時など、線が交差する箇所を見やすくしたい時があります。しかし、Excelには「飛び越し点」(飛び越し線)の表示機能がありません。 線と半円をつなげて「飛び越し点」を作成する方法もありますが、フロー図の修正や線の重なりが多…

【Excel】XLOOKUPのバイナリ検索とVLOOKUPの近似一致の速度比較

ExcelのXLOOKUP関数のバイナリ検索と、VLOOKUP関数の近似一致による検索で、IF文を用いて「完全一致のみを抽出」をした場合の速度を比較した事例です。 「XLOOKUP関数やVLOOKUP関数で検索の型を完全一致」で実施した場合の比較は、【Excel】VLOOKUP関数とXLO…

【Power Query】現在のExcelファイルのシートを直接取得する関数はない

Power Queryで、現在のExcelファイルのシートの内容を取得したい時があります。 しかし、テーブル等を介さず、直接取得する関数はありませんでした。 なお、使用のExcelは「Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSO」(バージョン2309)です。 Excel ブック…

【Power Query】ブック内にある複数シートの表を一つのシートに結合する方法

Power Queryで、ブック内にある複数シートの表を一つのシートに結合する方法の備忘録。Power Queryで作成する「クエリ」と「結合したいシート」も同じブック内にしたい場合と、クエリ自体は別ブックでもよい場合で若干手順が異なる。 内容: アウトプットイ…

【Power Query】List.FirstNやTable.FirstNのcountOrConditionの理解

Power QueryのList.FirstNとTable.FirstN、LastNなどの関数は、リストやテーブルから最初(LastNの場合は末尾)のN個の要素を取得するために使用します。 これらの関数の第二引数countOrConditionは、数値または条件を指定できます。 数値を指定した場合は、…

【Excel】VLOOKUP関数とXLOOKUP関数の速度比較の事例

最近のVLOOKUP関数は、かなり高速に改善されている印象です。 過去には「データを昇順にして近似一致で検索する方法」と「通常の完全一致での検索」では実感の速度に大きな違いがあったように思いますが、実感するほどの差が少なくなったと感じます。 一方、…

【Excel】「データ」タブの重複削除とPowerQueryで重複削除の違い

Excelで重複しているデータを削除するとき、「データ」タブの重複削除とPower Queryでの重複削除では、残すデータの仕様に違いがあります。 具体的には、Excelの「データ」タブの重複削除は、リスト内で最初に出現する値が保持されるとなっています。 suppor…

【Power Query】VLOOKUPの近似一致と同様処理:区間分け(ビニング)の方法

PowerQueryで、ExcelのVLOOKUP関数の「検索の型をTRUE」(近似一致)にする方法の備忘録。Excelでは、「年齢」を「年代」に変換など、区間分け(ビニング)にVLOOKUP関数は便利です。 PowerQueryでも同様の処理を実現したい場合があり、その手順は次のとおり…

【Excel】「年齢」を「年代」に変換など、区間分け(ビニング)の方法

データ分析時、数値データを適当な範囲(○以上△未満)で区切り、カテゴリーに変換して全体的な傾向を見たい時があります。例えば、「年齢」を「年代」に変換して年代ごとの度数分布表を作成するケースなどです。 このような場合は、ExcelのVLOOKUP関数、また…

【Power Query】Excelバージョンによる取込可能なデータソースの違い

ExcelのPowerQueryは、バージョンによって取込可能なデータソースが異なります。例えば、PDFをExcelにインポートする際にはPowerQueryが便利ですが、Office 2016やOffice 2019では利用できず、Microsoft 365のExcelで利用可能です。 JSONの取り込みは、Offic…

【Excel】複数回答の選択肢がセル内でカンマ区切りのデータ集計

Excelで、セル内にカンマで区切られたデータ(アンケートの複数回答など)を集計したいとき、Microsoft365のExcelなどにあるTEXTSPLIT関数が便利です。 TEXTSPLIT関数が使える場合、カンマなどの区切文字でセル内の文字列を分割できます。 具体的なアウトプ…

【Excel】複数回答の選択肢が列ごとにあるアンケートデータの集計

Excelでアンケートデータを分析する際など、ピボットテーブル機能を用いて分析するために、複数の列にあるデータを行方向のデータに変換したい時があります。マトリクス表をリストに変換する操作、つまり列のピボット解除です。 前提として、最近のExcelに標…

【Power Query】列のピボット解除で、マトリクス表をリストに変換

Power Query(パワークエリ)には、マトリクス表をリストに変換できる「列のピボット解除」という機能があります。 「列のピボット解除」には、「その他の列のピボット解除」と「選択した列のみをピボット解除」を含めて3種類あり、それぞれの処理の違いに…

【Excel】外部参照で「値の更新」が出てファイル選択が求められた事例

Excelの外部参照は、他のExcelファイルのデータを参照するための便利な機能です。しかし、OneDrive上にあるファイルを参照する場合、予期せぬ挙動でエラーとなったので備忘録。 なお、使用のExcelは、Microsoft® Excel® for Microsoft 365 MSOです。 発生し…

【Excel VBA】Setでワークブックを変数に割り当て(オートメーションエラーの発生事例)

VBA

ExcelのVBAを使って作業を自動化する際、ワークブックを変数に割り当てることはよくあります。このとき、変数が不要になったらSetステートメントでNothingを実施しておかないと、次のような"オートメーションエラー"が発生することがあります。 実行時エラー…

DXに関する資料まとめ(リンク集)

DX(デジタルトランスフォーメーション)の取り組みについての情報収集で、公的資料等を中心にリンク先をまとめてみました。 内容: DXの定義 デジタルガバナンス・コード 中堅・中小企業等向け「デジタルガバナンス・コード」実践の手引きについて 「『デジ…

【Excel】複数シートの表を一つのシートに結合する方法(VSTACK関数の活用)

Microsoft365のExcelには、複数シートの表を一つのシートに結合する際に便利なVSTACK関数があります。 リスト形式のデータ(列ごとに同じ種類のデータが入力された表)を一つの表にまとめるような関数です。もちろん、複数の表が一つのシートにある場合の結…

【Excel VBA】セルのアクティブ化でエラーが発生する原因と対応

VBA

ExcelのVBAで、セルのアクティブ化や選択をしようとすると、セルが存在するにも関わらず「実行時エラー '1004': Range クラスの Select メソッドが失敗しました」「Range クラスのActivate メソッドが失敗しました」というエラーが発生する時があります。 し…

【Excel VBA】処理が止まらない時に強制停止する方法(Breakキーがない場合)

VBA

VBAの実行時、ループ処理が終わらないなど、処理が止まらず困った時に備えて、強制停止の方法を知っておくことは重要です。 基本の方法 基本の方法は、「Ctrl + BREAK」 キーを選択です。 もしくはEscキーの選択や、「Ctrl + Pause」キーなどで、VBAの実行を…